【不登校・自殺】子どものS0S「4つの対応」新学期・夏休み明けに親がやるべきこと〔子どものストレスの専門家〕が解説

子どものストレスマネジメント・後編

状況1 「学校に行きたくない」と言い出した

子どもが登校を嫌がったときには、まず受け止めることが大切。

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【NG対応】

・𠮟ったり、突き放したりする

・「学校に行かないなら、○○は禁止」と楽しみを奪う

・「休んで好きに過ごせば?」と放任し、問題から目をそらす


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𠮟ったり、子どもの要求をすべて受け入れたりしても、問題解決にはつながりません。それよりも、一緒に考える姿勢を大切にしましょう。

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【OK対応】

・子どもと一緒に、学校生活を振り返り、「絶対イヤなこと」「ちょっとイヤだけど我慢できること」「まだマシなこと」に整理する

・話し合って解決策を出し、選択させる
(例:「1時間目だけ行ってみて、そのあとどうするかまた考えるのはどう?」など)

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小関先生は他に、「ちょいウキ」(自分にとってポジティブな気持ちをもたらす活動)を見つける習慣も勧めています。

たとえば学校の好きな授業や給食、友達との時間。家で楽しむゲームも「ちょいウキ」に含まれます。家族でお互いのちょいウキを話題にできるといいですね。

小関先生

「今日だけ学校に行かせることよりも、長い目で将来自立できる力を養うほうが大事ではないでしょうか。親の理想と子どものペースには違いがあります。焦らず小さなステップを重ねていけると良いですね」

状況2 イライラして暴言を吐き暴力をふるう

子どもが「うるせえ!」と怒鳴る、壁を殴るなど、暴言や暴力に訴えるケースもあるでしょう。

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【NG対応】

・子どもの感情を受け止めず、「ほらまたイライラして!」と頭ごなしに否定する


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小関先生

「イライラしない人はいません。イヤなことがあったときに怒りを感じるのは、誰にとっても普通の反応であり、その後の行動が大切なのです」

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【OK対応】

・イライラをより適切に発散できるような行動の選択肢を持てるよう、サポートする


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家族でストレス発散方法を話し合ったり、親自身のストレス対処法を伝えたりしてみましょう。

実際に物を壊してしまったり、家族の気持ちを傷つけたりしてしまった子どもには、どう対応すればよいのでしょうか。

小関先生は「やってしまったことは戻らない。今後、繰り返さないことが大切。子どもが落ち着いているときにこそ話し合い、『まだマシな他のやり方』を一緒に探してみて」とアドバイス。

例えば、壁などの代わりにぬいぐるみを殴る、一人になって漫画を読む、音楽を聴く、甘いものを食べる、ゲームをするなどが考えられます。

小関先生

「友達との喧嘩や宿題でイライラする場合も同じ。具体的な対処法を考え、試してみて、うまくいかなければ別の方法を試すというプロセスが大切です」

状況3 スマホ・ゲーム・推し活に依存し生活リズムが乱れる

夜遅くまでスマホを握りしめる我が子の姿に、「このままでは昼夜逆転になってしまうのでは」と心配になることもあるでしょう。

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【NG対応】

・スマホやゲームなど、子どもの楽しみを完全に禁止する


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禁じれば、子どもは隠れて使うようになるだけ。

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【OK対応】

・ルールや条件を子どもと話し合って決める


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「宿題が終わったらOK」といった条件や、「何時から何時まで」という時間制限を設けるなど、条件を家族で決め、共有しましょう。

小関先生

「『リビングはOKだけれど、自室には持っていかない』など、使っても良い場所を明確にすることも有効です。子どもと相談しながら、『週末はいつもより1時間遅くてもOK』といった柔軟なルール設定も考えられます」

思春期の子どもでも、親から認められるのは嬉しいもの。設定した条件やルールを守れたときには、「できたね」とポジティブなメッセージを伝えましょう。

また、ハマりがちな推し活も、学校生活にストレスを感じている子どもにとっては大きなチャンスです。

不登校の場合「学校を休んでいるのに、遊びになんて連れていけない」と考える親もいますが、家の外に出るきっかけとしては有効。

動画を見るなど部屋の中だけで完結する活動より、ライブに行く、グッズを買いに行くなど、「外に出る活動」を取り入れてみてはどうでしょうか。

小関先生

「例えば、『好きなイベントのために7時に起きる』といった目標を設定してみましょう。達成後に『疲れたから今日は早く寝て、明日からもこのリズムをキープしよう』と、生活リズムを整えるきっかけとして活用できます」

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