【2026年中学受験】サンデーショックの影響は? 激戦化する中堅校と最新動向〔専門家が解説〕

教育ジャーナリストが読み解く「中学受験26年組」の激闘と最新トレンド (2/4) 1ページ目に戻る

教育ジャーナリスト:佐野 倫子

受験者数は横ばい 受験率は15%台を維持

まず、2026年の受験者数からみていきましょう。首都圏模試センターの推定によると、2026年の首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)における私立・国立中学校の受験者総数は5万2050人で、前年の5万2300人からわずかな減少にとどまっています。過去40年間でみても4番目に多い規模であり、中学受験の高い人気が続いていることがわかります。

また、受験率も依然として高い水準を維持しています。2026年の首都圏における私立・国立中学校の受験率は18.06%と推定されており、過去でも上位に入る高さです。これは、公立小学校6年生のおよそ5~6人に1人が中学受験に挑戦している計算になります。

出典:首都圏模試センター「1998~2026年入試までの受験者数の推移(私立・国立中学校)」)

最大のトピックス「サンデーショック」

写真:graphica/イメージマート
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2026年度の中学受験の大きなトピックは、やはり「サンデーショック」。

サンデーショックとは、首都圏の中学入試解禁日である2月1日が日曜日に重なることから、プロテスタント系の学校では安息日にあたる日曜日に入試を実施しないことです。女子学院、東洋英和女学院、立教女学院、横浜共立学園などが入試日を2月2日に変更しました。

女子御三家では、女子学院が2日に移動したことで、桜蔭の2月1日の出願者数は、前年の542人から599人へと増加。雙葉も389人から435人へ増加しました。女子学院は2月2日の出願者数が前年より706名も多い1088名となりました(実際の受験者数は947名)。

プロテスタント系でもフェリス女学院は受験日を変更せず、従来の2月1日に実施。受験者数は468名となり、前年度の404名より増えました。

女子学院の併願校としても知られる新御三家の一角、吉祥女子では、2月2日の出願者数は792名。前年度は1028名だったため、大幅な減少となりました。

このようにサンデーショックの影響で、受験生の併願戦略が変わり、受験機会が分散した結果、受験生にとっては戦略を立てるのが難しい26年組の受験。倍率が上がった学校も多く、合否の影響は大きく出たことでしょう。

写真:ohayou/イメージマート

ちなみに次のサンデーショックは2032年入試。この年の受験生は、コロナ禍に誕生した2020年4月2日~2021年4月1日生まれの子どもたちです。もしもお子さんが該当する場合は、今年の動向をおおまかに理解しておくと参考になるでしょう。

男子校・共学ともに中堅校が激戦傾向に

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