北村裕花の絵本『かけっこかけっこ』制作日記

第33回 講談社絵本新人賞 佳作 受賞 からデビューまで 後編

※この記事は、講談社絵本通信(2012年)掲載の記事を再構成したものです。
こんにちは。

先月につづいて北村裕花です。今回は編集わんこさんとラゾーナ川崎の丸善に行ってきました。とても広くて長居したくなる本屋さんです。

絵本コーナーにて『かけっこ かけっこ』発見! 絵を描いていたときとは違い、こうして書店に並ぶ姿を見ると「自分の描いた絵がちゃんと本になっている……!」と不思議な感覚になりました。

はじめて本の状態になって手に取ったときの「本になった!」という感覚からさらに「商品になった!」という感じでしょうか。感慨深いです。

そして書店の隣にあるカフェに『かけっこ かけっこ』の原画を飾っていただけることになりました!

おしゃれな雰囲気の店内に、がむしゃらに走るダチョウやマッチョなゴリラ(女の子)が並ぶのか~と私自身とても楽しみにしています。

2011年10月22日~11月18日まで、丸善ラゾーナ川崎店M&Cカフェにて開催ですので、お時間ありましたら是非お立ち寄りください!

全2回の制作日記は終了しますが、今後の作品、どうぞ応援よろしくお願いします。

こちらができあがった絵本です。

『かけっこ かけっこ』
文:中川ひろたか 絵:北村裕花 講談社

種村有希子さんの絵本!

大好きなバナナを両腕いっぱいにかかえたゴリラさん。
ずんずん歩いていると、バナナをじーっと見つめるサルさんたちに出会います。やさしいゴリラさんは、サルさんたちにバナナをわけてあげるのですが、とうとうバナナが残り一本になってしまいました。

『ゴリラさんは』
作:北村裕花 講談社