『ねんねん どっち?』は、
私にとって、おやすみ前の親子の語らいの大切さを気づかせてくれた絵本なのでした。
Any MaMa編集部(スタッフライターM.K :わんぱく盛りの2歳児を子育て中)
2歳になる長男と音楽家の夫の3人暮らし。
出産を機に仕事を辞め、子育てに専念。
季節感のある、ていねいな暮らしをしたい気持ちとは裏腹に、元気いっぱい走り回る息子に翻弄される毎日。
細々とライティング・デザインのお仕事をさせていただいているかたわら、手仕事にあこがれ、和紙×子どもをテーマにした活動を計画中。
子育ての中で手こずる課題のひとつ、「寝かしつけ」
すんなりと寝てくれる子どもならいいのだけれど、なかなか寝てくれない子のお母さんは、毎日四苦八苦しているのではないでしょうか。
我が家もその一例です。2歳の息子は昼間どんなに遊んでも、まだまだエネルギーがありあまっているようす。歯磨きを終え、おふとんに入っても、おめめはランランとしています。
どうして寝てくれないの…。
そんなときはあせってイライラしてきてしまいます。でも、そのイライラが伝わってしまうのか、子どももちょっと不安定になってよけい寝てくれないのです。
毎日の家事に仕事に…ちょっとでも時間がほしいのに。時間のなさからくる焦りや、上手に寝かしつけられないもどかしさから、自己嫌悪に陥ることもしばしば。そんな時出会ったのが、『ねんねん どっち?』という絵本でした。
あらすじ
おやすみの時間になった男の子と女の子は、おふとんの中でママに「ねんねん どっち してくれる?」
とおねだりします。するとママは、ふたりに語りかけてくれるのでした。
「もしも、おうちで どうぶつを飼えるとしたら、いぬと ねこどーっち?」
「とびっきり おいしい ばんごはん。たべたいのは どーれ?」
ママが投げかける楽しい質問に、ふたりは大興奮。でもそのうち眠たくなってきて…。
「ゆっくり とんとん、してあげようね」
「やさしく なでてもらうほうが いーい?」
やさしいママの手のあたたかさまで伝わってきそうな、やさしいタッチのイラスト。
物語の流れもゆったりとしていて、これなら眠りにつけるのではーー。
寝かせるための読み聞かせに。そんな気持ちで息子にも読んであげたのでした。
子どもの本音を知る、どっち好きゲーム
まだまだ遊びたい盛りの息子。一緒に読んでも知らんぷり。最初は、どうぶつたちやごちそうのイラストに反応していましたが、そのうち大好きな電車の絵本を読み出してしまいます。
やっぱりだめかあ…。
そんなふうに思っていたある日の夜。ふと、絵本のフレーズ「ねんねん どっち?」と言いながら聞いてみました。
「◯◯くん、わんわんとにゃーにゃどっちが好き?」
「わんわん」
「ぱんぱんとごはんどっちが好き?」
「ごはん」
ーー意外。じつは息子はパンをよくほしがるので、パンの方が好きだとばかり思っていたのでした。
そうして私たちの間で始まった「どっち好きゲーム」いろんな質問をしているうちに、息子の好みやどんなふうに思っていたのか、新たな発見の連続でした。
可愛い寝顔を見て、愛おしい気持ちも倍増
今ではがんばって寝かしつけようとせず、いっしょにおふとんに入り、おしゃべりを楽しむ習慣になってきました。
途中で私が先に寝てしまうことも多いけれど、気がつくとちゃんと隣で寝息をたてている息子がいて、ほっと一息。
子どもの寝顔は心の栄養になる気がします。
Any MaMa編集部
はたらきたいけれど、家族との時間や豊かな暮らしも大切にしたい。 そんなママの気持ちに寄り添ったライフスタイルを提案するママ活躍支援・社会復帰支援サービス 『Any MaMa(エニママ)』。 ママがかわると、家族がかわる、世界がかわる。をコンセプトに、ママたちが子育てをしながら在宅ワークで安心して働ける環境を提供しています。 こちら「コクリコ」のAny MaMa編集部では、さまざまな年齢の子どもを育てるママのリアルな視点で「読書を通して、子育て家庭の課題や困りごとを解決する」をテーマに記事を執筆。 育児に悩む子育て家庭のパパママに役立つ情報をお届けしていきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
はたらきたいけれど、家族との時間や豊かな暮らしも大切にしたい。 そんなママの気持ちに寄り添ったライフスタイルを提案するママ活躍支援・社会復帰支援サービス 『Any MaMa(エニママ)』。 ママがかわると、家族がかわる、世界がかわる。をコンセプトに、ママたちが子育てをしながら在宅ワークで安心して働ける環境を提供しています。 こちら「コクリコ」のAny MaMa編集部では、さまざまな年齢の子どもを育てるママのリアルな視点で「読書を通して、子育て家庭の課題や困りごとを解決する」をテーマに記事を執筆。 育児に悩む子育て家庭のパパママに役立つ情報をお届けしていきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )