2021.06.16

はまぎしかなえの絵本『おじいちゃんの ふしぎなピアノ』制作日記

第38回 講談社絵本新人賞受賞からデビューまで 第2回「おじいちゃんの家と記憶」

※この記事は、講談社絵本通信(2017年2月)掲載の記事を再構成したものです。

みなさまこんにちは。
冬も後半ですが京都はまだまだ寒いです。

さて前回の制作日記でお会いしたときから早一ヶ月。みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

わたしは俄然ラフづくり……ではなく(!?)、卒業制作に励んでおりました!
実はいま美術大学に通っており、先月は卒業のための作品づくりをしていたのです。

卒業制作では、自分のおじいちゃん・おばあちゃんの家をモチーフにした絵本集をつくりました。

小さい頃に体験した嬉しいことや怖かったことを、もう一度鮮明に思い出すことができたら楽しいだろうなと思いこのテーマを選んだのですが、思い出が多すぎてまとめるのがとても難しかったです。(でも無事にできあがってよかった~!)

作品は2017年の2/8〜2/12まで京都市美術館で展示していました。

おじいちゃん家にまつわる11冊のミニ絵本とそれを入れる木箱を作りました。

おじいちゃんといえば、『ピアノ』もおじいちゃんがモチーフのひとつですね。
絵本に登場するピアノは実際にわたしのおじいちゃんが母のために買ったもので、ずっとおじいちゃんの家にありました。
その記憶があったから、無意識に主人公をおじいちゃんにしたのかもしれません。

ピアノを弾く小さい頃の自分です。すごいカメラ目線だ……

順調に遅れながら作っている今作ですが、次回の制作日記ではぜひ良いご報告をしたいですね。

それではまた!

こちらができあがった絵本です。

『おじいちゃんの ふしぎなピアノ』
作:はまぎしかなえ 講談社

はまぎし かなえ

1992年、福井県生まれ。絵本作家。
子どものころから絵やお話をかくのが好きで、
美術の仕事に就くことを志す。