11月3日 ウルトラマンA 動物園の「バクちゃん」が超獣に!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月3日(1972年)

テレビマガジン編集部

緊急事態宣言が続いた2021年でも、明るいニュースは動物の赤ちゃん誕生だ。中でも6月に誕生した上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」の子どもたちは注目の的。

だが、1972年には動物園のバクが超獣になってしまう事件が発生。罪のない動物が超獣になってしまった時、ウルトラマンAの前にあのウルトラヒーローが登場する!

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月3日」(1972年)。

バクタリと戦うウルトラマンA
バクが超獣になってしまったバクタリと戦うウルトラマンA  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
すべての画像を見る(全9枚)
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA(エース)』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して超獣を次々と撃破していく。

ウルトラの父が初登場したのも本作だ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

おとなしいバクが超獣に!

1972年11月3日に放送された『ウルトラマンA』第31話「セブンからエースの手に」は、バク超獣バクタリが登場。しかし、この超獣は動物園のバクが超獣化したものだった。

謎の黒い彗星が観測された。その彗星は、3日目に突如姿を消し、解析が行われたが質量が観測できず、科学的には「その場に存在しない」状態らしい。その報告が行われているTACの指令室に、ミオという少女が侵入していた。少女は、星司に用があるといい、動物園に連れていく。

星司は、動物園でバクの話が分かる獏山という男と出会う。獏山によると、バクの「バクちゃん」が急に話をしたがらなくなったらしい。すると突如、バクちゃんが姿を消し、街にバクタリが出現した。

TACはバクタリに攻撃を開始。一方、動物園では星司や飼育員が突然消えたバクちゃんを探していた。獏山が、帰ってこいと声を出すと、街に出現していたバクタリは姿を消し、動物園にバクちゃんが戻ってくるのだった。

バクちゃんを救え!

バクタリの正体が動物園のバクであることを知ったTACは、最高司令官の決定によりバクを銃殺刑に処すことを決めた。ミオと獏山はそれを止めようとするが、銃殺刑は執行されてしまう。しかし、バクちゃんが銃弾を浴びた瞬間にバクタリになり、暴れ始める。

星司はウルトラマンAに変身。バクタリに連続攻撃を行い、ドロップキックでひるませたところをメタリウム光線で撃破しようとする。その時、空から「バクタリを殺してはいけない」という声がした。ウルトラマンAがバクタリを宇宙に投げると、ウルトラセブンが登場。エメリウム還元光線でバクタリをバクに戻すのだった。

【ウルトラ怪獣事典】

バク超獣バクタリ
人間から攻撃を受け、巨大化して暴れてしまう超獣バクタリ  ©️円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
バク超獣バクタリ

身長/62メートル
体重/5万9000トン

黒い彗星の異次元エネルギーでバクが超獣化した。頭部の突起からガス状のバクタリ光線を発射。両腕から火炎放射を行うこともできる。ただし、バクタリには悪意はないようだ。

登場エピソード:『ウルトラマンA』第31話「セブンからエースの手に」(1972年11月3日放送)
脚本:山田正弘/監督:岡村 精/特殊技術:川北紘一

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。
ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです
『ウルトラマンパワード』2025年9月13日より世界初配信中!
https://m-78.jp/news/post-7577

11月3日は動物園のバクが超獣バクタリになってしまった日

11月3日は動物園のバクちゃんが超獣化してバクタリになってしまったエピソードの日。ウルトラセブンによって、バクは元の姿に戻ることができたのでした。

謎の黒い彗星、異次元エネルギーおそるべし。こんな悪夢は、ぜひバクちゃんに食べてほしい。
©円谷プロ

ウルトラマンシリーズ書籍最新刊!

「テレビマガジン デラックス 決定版 全ウルトラマン パーフェクト超百科 増補四訂」
(2025年10月27日)
定価:2750円(税込み)/講談社

ウルトラマンシリーズ関連書籍

「テレビマガジン デラックス257 決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラQ~ウルトラマンパワード編 改訂版」
(2022年7月19日)
定価:2750円(税込み)/講談社

「テレビマガジン デラックス258 決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラマンティガ~ウルトラマンマックス編 改訂版」
(2022年7月19日)
定価:1980円(税込み)/講談社
「テレビマガジン デラックス259 決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラマンメビウス~ウルトラマンデッカー編 増補改訂」
(2022年7月19日)
定価:2200円(税込み)/講談社
「テレビマガジンデラックス 決定版 ウルトラ怪獣大集合 パーフェクト超百科 増補三訂」
(2025年1月27日)
定価:2420円(税込み)/講談社
この記事の画像をもっと見る(9枚)
てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga