あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月10日」(1972年)。
次郎の友人で怠け者の勝は、今日も学校をサボっていた。すると、空から落ちてくる奇妙なカプセルを発見。そこから怪獣・ヤメタランスが出現した。ヤメタランスは、自分の意思とは無関係に、人を怠け者にするウイルスをばら撒いてしまう。
勝がヤメタランスと出会う
学校をサボり、自分に文句を言う人をやめさせる「ヤメタランス」の落書きをする勝。郷は勝を学校に送っていこうとするが、勝は勉強しろとうるさい「ママゴン」と同じことを言う郷に反発する。その後、郷は伊吹隊長から連絡を受け、任務に戻っていった。
サボる場所を公園に変更した勝。すると、パラシュートでカプセルが空から落ちてくるのを発見。勝がカプセルを開けると、中にはなんと、自分が描いた落書きにそっくりの怪獣・ヤメタランスが入っていた。何かを訴えるように鳴くヤメタランス。すると、勝はしゃっくりをし、彼の顔に黒い斑点が浮き上がる。一方、郷は「僕をカプセルから出すな」という怪電波をキャッチしたのだった。
ヤメタランスは、その体から、浴びた人間を無気力にする放射能を発していたのだった。さらに、その症状は人から人に伝染する。ヤメタランスは、地球侵略を目論む宇宙人・ササヒラーが送り込んだものだった。学校に着いた勝だったが、怠け者になる症状はクラスメイトや教師にも伝染し、みんなは勉強する気をなくして帰ってしまう。