2022.04.09

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【イメトレしておこう】小学生の卒業袴のコーディネートと選び方のコツ

いまから準備しておく「小学生の卒業袴」<後編>

お気に入りの着物もコーディネートの方法がわかれば子どもの個性がより引き立つ袴姿に。
写真:晴れ着の丸昌 横浜店

最近、小学校の卒業式で袴姿が人気です。

2万点以上の晴れ着を取り扱い、小学生の卒業袴に詳しい、「晴れ着の丸昌 横浜店」衣装コーディネーター・磯辺由紀子さんと、同店の広報・WEB制作担当・近藤陽子さん。

前編では、プロのお二人に小学校の卒業式の袴の準備について解説してもらいました。

今回は、小学生の卒業袴を選ぶ際に役立つコーディネートの方法や選び方のコツ、また卒業式の当日に役立つ着崩れ防止方法についてお伝えします。

卒業式はまだ先の話に思えるかもしれませんが、これを読んでイメージトレーニングしておけば、お子さまの袴姿のイメージがぜん湧いてきますよ。

※記事は磯辺さん、近藤さんのお話しを編集部で再構成したものです。
※記事で紹介している内容は「晴れ着の丸昌 横浜店 」の場合です。予約の時期やサービス、価格などは地域や店舗により異なるので、ご利用店舗に余裕をもって確認してください。

※前編は下記のリンクからご覧ください。

袴のコーディネートは他の着物より多種多彩

振り袖などの着物と違い、袴は上下がわかれたスタイルであるため、組み合わせによってさまざまなコーディネートが楽しめます。

着物には全体的に柄が入っている場合が多いですが、袴はワンポイントであったり、一部分にデザインが施されていたりするので、イメージとしては無地のような感覚です。そのため、上下を柄で合わせるのではなく、色でコーディネートするのが基本です。

まずご紹介するのは、反対色で合わせる方法です。反対色で合わせる、とは、2色を比べて互いに目立つ色を選ぶやり方です。​日本の伝統的な合わせ方で、上下の色がきれいに引き立ちます。着物がピンクなら袴はグレー系にすると、凛とした印象に。袴の色で全体を引き締めて、袴らしい着姿を楽しむことができます。

反対色は日本の伝統的な合わせ方。凛とした印象に。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

次は、今最も好まれている、同系色で合わせる方法です。 例えば、ピンク系の場合には、白地にピンクの柄が入っている着物とピンクの袴を合わせると、ペールトーンの淡い色調のコーディネートができます。ペールトーンは洋服の流行と同じで、今一番人気の高い色合いです。

ピンクの同系色を合わせて。ペールトーンでまとめる。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

同系色を濃淡で合わせる方法もあります。例えば、クリーム色に紫色が入った着物に、紫の袴を合わせるのがこのスタイル。全体の調和がとれて、落ち着いた雰囲気になります。

濃淡を合わせると全体の調和がとれて落ち着いた雰囲気に。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

身長の高いお子さんの中には、お母さんの振袖や小紋を着たいというお子さんもいます。その際は、袴だけをレンタルすればいいのですが、袴の選び方は、着物に入っている色の一色を袴の色にすると合わせやすいでしょう。例えば、着物の肩や袖に入っているあずき色を袴の色にすると、スタイルに統一感が生まれます。

着物に使われている一色を袴の色にすることで統一感が生まれます。
写真:晴れ着の丸昌 横浜店

一番人気は花柄。伝統模様も合わせやすい

コーディネート例でご紹介したように、色によって袴姿の雰囲気はまったく異なります。そのため、好きな色で選ぶとお気に入りのスタイルが作りやすいでしょう。

また、着物の柄については、花柄もしくは、矢羽根模様などの花柄以外の柄に大きく分けられます。花柄は華やかでかわいく一番人気がありますが、日本の伝統模様である矢羽根模様なども袴姿によく合います。

日本の伝統模様である矢羽根模様。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

花柄も矢羽根模様も、柄の大きさには注意が必要です。体の小さなお子さんが大きな柄を着ると、柄が思ったところに出ない場合があります。店頭でお見立てする際も、柄の出方には細心の注意払っています。せっかくのお気に入りの柄が見えないということにならないように気をつけてください。

また、サイズ選びも重要なポイントです。「着物はワンサイズ」と思っている方も多くいますが、もともと着物はその人の体に合わせて仕立てるもの。体に合ったサイズを選ぶことで、きれいに、着心地よく着られる、そして着崩れしにくい、という利点があります。

お店によってはワンサイズしかないところもありますが、サイズが選べるなら、お子さんのそのときのジャストサイズを申告しましょう。もしその後に身長が伸びても、当店ではレンタル開始の10日前までならサイズの交換が可能です。サイズが選べるか、サイズの交換が可能かも、袴を選ぶコツのひとつです。

また、袴姿の履物は、ブーツか草履かのどちらかを選ぶことになりますが、圧倒的に多いのはブーツです。その理由として、草履の場合は足袋を履きますが、子どもにとって足袋は、締め付けがきつい、草履は鼻緒が痛いと感じることが多いもの。

また、足袋では上履きが履きにくいことや、草履の際の袴の丈はくるぶしの長さで、ブーツより長めであるため、動きにくくなることもあるので注意が必要です。

ブーツは靴と同じ感覚で使えるため、選ぶ人が多いスタイル。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

草履は和装の雰囲気が出ますが、鼻緒が痛いと感じる子どももいるので注意が必要です。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

足袋は靴下タイプのストレッチ素材であれば楽に履けますが、中にはきついと痛いと感じる子どももいます。  写真:晴れ着の丸昌 横浜店

痛みで足元が気になったり、動きにくいことがないように、事前に試し履きをしておくことが大切です。

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