4歳息子含む家族全員コロナ陽性! 命綱となった食料配達の連絡先はココ

家庭内隔離の困難や最新の食料品配送まで 3人家族の体験を緊急レポート

編集者・ライター:山口 真央

4歳の息子も発熱! 夫の体調は悪くなるばかり

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検査を受けた次の日の、8月24日昼ごろ。やっと病院から電話があり「陽性」との検査結果が言いわたされました。同時に、息子と私も「濃厚接触者」と確定。昨日に引き続き、夫との接触を避けながら、自宅で過ごすことになりました。

その時点で、丸2日高熱を出している夫。しかしそのときはまだ「コロナウイルスだから、いつもの風邪よりはひどくなるよね……」と軽く捉えていたのです。
〈ここまでの経緯〉

8月22日 夜に夫が発熱。

8月23日 PCR検査を受ける。

8月24日 PCRの結果が出て、陽性確定。
25日午前、今度は4歳の息子が発熱しました。25日は木曜日だったため、かかりつけや、近くの内科は休診のところばかり。大急ぎで自転車でいける範囲内の病院に片っ端から電話をし、なんとかPCR検査を受けられる病院をみつけました。

息子を病院につれてPCR検査をすると、なんと結果は陰性。しかし夫が陽性であることを先生に伝えると「明日、抗原検査キットを試して陽性だったら、電話して。陽性で登録しちゃうから」と言われ、自宅に帰されました。

次の日に抗原検査キットを試すと、息子の判定は陽性。熱は変わらず37~38度ほど出ていましたが、少し昼寝が多い程度で、基本的には元気に遊んでいたので、救われました。
息子の症状は、重たくなく一安心。しかしそのころ夫は……。  写真:PIXTA
息子とは対照的に、夫の具合はあまりよくありませんでした。25日午後になっても、夫の熱は37.5~38度のあいだをいったりきたり。しかも発症してから1~2日は、解熱剤を飲めば36度台に下がることもありましたが、24日の夜あたりから、まったく熱が下がらず、吐き気や頭痛を起こすようにもなっていました。

心配になった私は、夫が病院からもらってきた書類に書かれていた「東京都自宅療養者フォローアップセンター」に電話をしてみることに。

東京都自宅療養者フォローアップセンター
050-3352-2000(24時間対応、土日祝含む)


電話口に出てくださった看護師さんに症状を伝えると、発症初日からの夫の状況を細かく質問されました。飲んでいる水分量をきかれ、「水を飲むと気持ち悪くなるようで、1日1リットル飲んでいるかどうか……」と伝えると、「熱が下がらないのは、脱水症状かもしれません」と意外なこたえがかえってきたのです。

脱水症状になると、熱が下がりにくくなり、吐き気をもよおすことで水がさらに飲めなくなる、という悪循環に陥るのだとか。「水を飲むことがつらければ、ゼリーやアイスクリームでもいいので、水分を摂るようにしてください」と教えてもらいました。

夫にそのことを伝えて、1時間にコップ1杯ずつ、こまめに水分をとらせると、みるみるうちに体力が回復! 26日昼には、37度の熱はあったものの、食事をとれるほど元気になっていました。

発熱したときは水分をたくさんとるという対処法を、すっかり忘れていたことを恥じつつ、電話口でも丁寧に診察してくださった看護師の方に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
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