育児中の気になるモヤモヤ疑問を、犬山紙子さんと一緒に考える
「“悩み”というほどではないけれど、どうも腑に落ちない」「なんだか気になる」そんな話を、イラストエッセイスト、コラムニストとして活躍し、自身も6歳の娘さんの子育て真っ最中の犬山紙子さんと一緒に考えてみましょう。
「お友達が叩いたり押し倒したり、とにかく手が出てしまう子。どのような対応をするべき?」
自分の子どもの心を守るケアを
相手のママに対して、自分の子どもに「押しちゃダメよ」「叩いちゃダメよ」と注意してほしい、という気持ちがあるからモヤっとされるのかな。ただこれは、考え方の違いもあって難しいですよね。
「子ども同士のことはなるべく親が介入せず、子ども同士で解決させる」という考えの方もいらっしゃるし、自分の子どもがよその子に迷惑をかけたときは、親として「ごめんね」と代わりに謝るという考えの方もいますし。フォローされるのは素晴らしいと思います。叩かれた後、「痛かったね」って寄り添ってくれる人がいることは本当に大切ですから。
もし自分の子どもが叩かれたり、突き飛ばされたりしている現場に居合わせたら、相手の子に「叩かれたら痛いんだよ」と言っていいと私は思います。相手の子を叱りつけるのではなく、あくまでも諭す。そして「何か嫌なことがあったかな? 叩きたい気持ちになったのはなぜだろう」と寄り添うのもいいと思います。
そして、自分の子どもがびっくりしたり傷ついたりしていたら「痛かったね」と声をかける。そしてお家では「○○ちゃんは、何も悪くないからね」と、きちんと伝える。“自分の子どもの心を守る”という指針がぶれなければいいのかな。
木下 千寿
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。