【結果発表】絵本雑誌「さがるまーた」表紙コンテスト 全ての応募者に作家・翻訳家・編集者がコメント!

別冊付録「白い絵本」表紙コンテストに応募いただいた表紙の数々を公開します

げんき編集部

たくさんのご応募ありがとうございました!

絵本を“体感“する雑誌「さがるまーた」(2023年11月30日刊行)。その別冊付録は自分だけの絵本がつくれる「白い絵本」でした。この「白い絵本」に表紙をつけてみよう、というコンテストが開催され、たくさんの方からのご応募がありました。

Vol.1の参加作家、翻訳家、編集者のうち7名の方にご協力いただき、それぞれ1作品ずつ選んでコメントをもらいました(掲載順は選考者のお名前の五十音順)。惜しくも漏れてしまった方には、担当編集者からのコメントをつけてご紹介します。

コメントを通して、表紙づくりのヒントが見つかったら幸いです。

「不思議な風景が気になる」愛甲恵子賞

『ぐるり』

Instagram:@hydrangeatomo107
『ぐるり』を選んでくださったのは、翻訳家の愛甲恵子さん。

「空が真ん中にあって、それを陸地が囲んでいて、その外側に海があり、そしてまた空……でしょうか? この不思議な風景は一体どんなお話の舞台なんだろう?と興味をそそられました」

「明快で気持ちがいい」及川賢治賞

『おじいさんと ねこ』

Instagram:@macoi_harie
及川賢治さんが選ばれたのは『おじいさんと ねこ』

「ザクザクと切った切り絵の形が明快で気持ちがいいし、絵本の表裏を大胆につかっている構図も良いと思いました」

「表紙と色のバランスが◎」加藤休ミ賞

『キラキラねこ スイーツのくに』 

Instagram:@aoaka_2021
クレヨン画家・加藤休ミさんが選ばれたのは『キラキラねこ スイーツのくに』

「小さい表紙に、スイーツのイラストがびっちり描かれていて、努力を感じます。絵本を持っている子の服装もキラキラお星さまですね。表紙と色のバランスも好いので、これを選びました」

「腕の表情がいい」土井章史賞

『なにしよか?/ What can we do?』

Instagram:@shiho_murofushi
『なにしよか?』を選ばれたのは、編集者の土井章史さん。

「腕の表情がいいですね。目が点、口が点だけど、顔の表情、腕の表情と相まって、ちゃんと『なにしよか?』という表情になっています」

「魅力的な表情…!」長澤 星賞

『マヌルネコが やってくる ニャァ!ニャァ!ニャァ!』

Instagram:@tsukitateomochi
長澤 星さんが選ばれたのは『マヌルネコが やってくる ニャァ ニャァ ニャァ!』

「ずずんと現れたマヌルネコ! どこからやってきたのか、どこへいくのか。。⁈ ふふふと、何やら企んでる? 表情も魅力的で、この子のことをもっと知りたい!と思わず手に取りたくなる表紙でした」

「アンバランスさに惹かれる」ハダタカヒト賞

『てくてく』

Instagram:@niwa.no.suzume
『てくてく』を選ばれたのはハダタカヒトさん。

「シンプルな配色と線、『てくてく』という単純明快なタイトルでまとめられながら、のんきな顔をして垂直に歩く猫という、アンバランスさに惹かれました」

「続きが知りたくなった」堀川理万子賞

『とつぜんすべりだい』 

Instagram:@01_nemu
堀川理万子さんが選ばれたのは『とつぜんすべりだい』

「え? とつぜん? すべりだいなの? 夢のなかで、どこからかすとんと落ちて目が覚めるあの感じが、滑り台で味わえそうで(勝手に妄想)、続きが知りたくなりました」
たくさんのご応募ありがとうございました!
次のページへ 惜しくもこぼれた力作すべてに、「さがるまーた編集部」からのコメント
118 件