なっとうのなっちゃんうっちゃん第10話「ずいずい ずっころばし」の巻

なっとうきょうだいが昔遊びにトライするおはなしミニマンガ#10

木村 美幸(由美村 嬉々)

子どもも大人もだいすきな「納豆」がキャラになった「なっとうのなっちゃんとうっちゃん」のおはなしミニマンガです!

何にでも興味しんしんの姉「なっちゃん」と、内気だけれど才能を秘めた弟の「うっちゃん」。そして、なんでも知っている「なっとうじいちゃん」が、いろんな昔遊びに挑戦するミニマンガです。

「懐かしい!」と思わず声に出る昔遊びを、ぜひ、なっちゃん&うっちゃんのように、ちいさなお子さんといっしょにやってみてくださいね♪
なっとうのなっちゃんうっちゃんのなかまたち

第10話「ずいずい ずっころばし」の巻

なっとうじいちゃん「今日は、ずいずいずっころばしで遊ぶぞよ。歌が終わったときに指を差し入れられた者が鬼になるのじゃ。テンポに合わせて、順ぐりに指を抜き差しするのじゃぞ」
「よ~し! みんなでやってみよう」
なっちゃん「♪ずいずい ずっころばし ごまみそずーい」
「♪たわらのネズミが コメくって チュー」

なっちゃん「あれ? あれ?……みんな速いよ~!」(汗)
「♪おちゃわん かいたの だーれっ!」(ズボッ!)

なっちゃん「えっ……!!」
なっちゃん「がーんっ! あたし??」

なっちゃん、あっさり、おにになっちゃった。
なっとうじいちゃん「だんだん速くなっていくから、なっちゃんは、ついていけなくなってしまったのかのお……。

これは、古くから日本に伝わる童謡で、遊び唄として知られており、江戸時代のお茶壺道中についての唄だと言われておる。

お茶壺道中の献上行列が来たら、粗相がないように戸締まりを厳重にして外に出ないように! といういましめが歌詞に込められておったようじゃ」
次回は、どんな昔遊びが出てくるか楽しみじゃな!

昔遊びには、誰もが簡単にルールを知ることができて、親子でも遊びやすい、というメリットがあるんじゃ。

ぜひトライしてみてくだされ。
▼ 次のエピソード
作/由美村嬉々 絵/エルボー比治山
きむらみゆき

木村 美幸(由美村 嬉々)

Miyuki Kimura Kiki Yumimura
作家・絵本カタリスト®・絵本コーディネーター

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、児童図書や保育図書・雑誌の出版事業本部長、企画開発本部長を歴任。また、園の先生方のための保育雑誌を創刊。クリーンブックス・グループの元会長、東京家政大学特任講師を歴任。著書に、エッセイ『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴舎)、由美村嬉々(ゆみむら きき)の名前で、絵本『バスが来ましたよ』(アリス館)『にじいろのペンダント』(大月書店)、共著に評論『絵本の魅力 その編集・実践・研究』(フレーベル館)ほかがある。JPIC読者アドバイザー。絵本学会会員。絵本カタリスト®。

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、児童図書や保育図書・雑誌の出版事業本部長、企画開発本部長を歴任。また、園の先生方のための保育雑誌を創刊。クリーンブックス・グループの元会長、東京家政大学特任講師を歴任。著書に、エッセイ『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴舎)、由美村嬉々(ゆみむら きき)の名前で、絵本『バスが来ましたよ』(アリス館)『にじいろのペンダント』(大月書店)、共著に評論『絵本の魅力 その編集・実践・研究』(フレーベル館)ほかがある。JPIC読者アドバイザー。絵本学会会員。絵本カタリスト®。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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