なっとうのなっちゃんうっちゃん#14「通りゃんせ」

なっとうきょうだいが昔遊びにトライするおはなしミニマンガ

木村 美幸(由美村 嬉々)

おいしくて体にいい日本のソウルフード「納豆」から生まれた「なっちゃんとうっちゃん」が、なっとう王国のなかまたちといろいろな昔遊びに挑戦するミニ漫画。

小さなお子さんも楽しめる昔遊びは、大人も「懐かしい!」と思わず声に出るものばかり。ぜひいっしょにやってみてくださいね♪
なっとうのなっちゃんうっちゃんのなかまたち

第14話「通りゃんせ」の巻

なっとうじいちゃん「今日は、みんなで通りゃんせをやって遊ぶぞよ。歌が終わったときに、関所(鬼)につかまった者が次の関所役に交代するのじゃ。つかまるのはだれじゃ?」
最初はなっちゃんとかっちゃんが鬼。

なっちゃん「♪とおりゃんせ~とおりゃんせ」


先頭はみっちゃん。
なっちゃん「♪こーこは どーこの ほそみちじゃ……」

みっちゃん、セーフ!! 次はうっちゃん。
なっちゃん「♪いきはよいよい~かえりはこわい~」

うっちゃん、セーフ!!

なっちゃん「♪こわいながらも とおりゃんせ! とおりゃんせ」
なっちゃん「あっ!?」

たっちゃんが突進してきた!?
たっちゃん「関所やぶりじゃっ!」

なっちゃん「あ~~」
「『通りゃんせ』は、江戸時代にうまれたといわれるわらべ歌じゃが、はっきりした作詞者は不明じゃ。一説によると、菅原道真をまつる埼玉県川越市の三芳野神社が舞台だと言われておる。歌は、横断歩道の音響装置の曲としても広く使用されておったのじゃが、現在は鳥の擬音を採用した信号機に置き換えられて、消えつつあるようじゃ。今聞けるのは、なかなかレアじゃぞ」
次回は、どんな昔遊びが出てくるか楽しみじゃな!

昔遊びには、誰もが簡単にルールを知ることができて、親子でも遊びやすい、というメリットがあるんじゃ。

ぜひトライしてみてくだされ。
▼ 次のエピソード
作/由美村嬉々 絵/エルボー比治山

木村 美幸(由美村 嬉々)

Miyuki Kimura Kiki Yumimura
作家・絵本カタリスト®・絵本コーディネーター

1959年三重県生まれ。(一社)チャイルドロアクリエイト®代表理事。老舗の市販児童図書・保育関連図書の出版版元の元・取締役。在任中は、...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...