地球そっくりな惑星を発見!

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写真提供:NASA Ames


夜空を見上げてみてください。宇宙には数えきれないほどの星があります。
しかも、見えているのは太陽のように自分で光っている星だけ。暗闇の中にも、光を放たず見えていない星もたくさんあるんです。
このような、太陽系の外にある惑星を「系外惑星」と呼んでいます。

このような地球のほかの星にも、生き物はいるのでしょうか?
宇宙には、生命が誕生しやすい場所があります。それは、液体の水が存在できるほど、太陽のような熱い星からちょうどよく離れた場所です。
例えば、地球よりも太陽に近い「金星」の平均気温は約450℃。水は蒸発してしまいます。また地球よりも太陽から遠い「火星」の平均気温は-60℃ほど。水は凍ってしまいます。
地球は太陽から近くもなく遠くもなく、水が液体でいられるちょうど良い場所にあるのです。
このような生命の誕生に適した領域を『ハビタブルゾーン』と言います。

となると・・・『ハビタブルゾーン』にある「系外惑星」を探したくなりますよね。
主に活躍しているのは、系外惑星を探すために打ち上げられた宇宙望遠鏡「ケプラー」。これまでに、2740個近くの系外惑星の候補を見つけました。そして、少なくとも5個のハビタブルゾーンにある系外惑星を発見しました!
その星のひとつが、最初の絵のような惑星「ケプラー186f」。NASA(米航空宇宙局)の研究チームが2014年4月に発表しました。はくちょう座の方向の493光年先にある恒星を回る惑星です。

この星の驚くべき特徴は、ハビタブルゾーンにあるだけでなく、直径は地球の1.1倍とほぼ同じ大きさをしていること。この大きさから、岩石でできた「地球型惑星」だと考えられています。
ここまで地球に似ている星の発見は初めてなんです!

広い宇宙には、このような地球によく似た星がたくさんあると考えられています。
そこには生命がいるのでしょうか?
人間のような知的生命体である「宇宙人」はいるのでしょうか?
想像はふくらみますね!

■関連:「宇宙」114-117ページ
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