さかなクンと一緒に「地球にやさしいエネルギー」を考えてみた! 小学生のお魚博士が探究!

MOVEラボ研究員でもあり、さかなクン探究隊員でもある二人が体験!

さかなクン探究隊 第2回は電池推進船「らいちょうⅠ」乗船体験も!

海の環境と魚の未来を考えるプロジェクト「さかなクン探究隊2025」第2回の様子をレポート!

さかなクン探究隊とは?

さかなクンを隊長とする「さかなクン探究隊」とは、探究隊がさかなクンや東京海洋大学の先生、学生にサポートをいただきながら「海の環境とお魚のみらいについて『探究』」するプロジェクト。

探究とは、自分で『問』を立てて、それに関する情報を集め、分析してゴールにたどり着き、人に向けて発表すること。

「さかなクン探究隊2025」の活動は、3つのテーマに沿った体験ワークショッププログラムが実施されます。
①プラギョミゼロプロジェクト プラギョミ漁体験(海洋ごみに関するレクチャーやビーチクリーンなど)
②HAPPYギョ食プロジェクト ギョ食体験(低利用魚、お魚に関するレクチャーなど)
③やさしいエネルギープロジェクト やさしいエネルギー体験(電池船らいちょう乗船など)

隊員たちは2026年2月の修了式での発表に向けて自分の好きな「お魚と海の未来」を考え、プログラム活動を通して探究していきます。
お魚に関する豊富な知識や経験を持ち、あらゆる世代で支持されているさかなクンと、これからの未来を切り拓いていく子どもたちによる「さかなクン探究隊」。第2回となるワークショップは、「やさしいエネルギー」が探究テーマ。

東京海洋大学清水悦郎教授の講義から、電池推進船「らいちょうⅠ」乗船体験を通して、MOVEラボの研究員でもあるそういちろうくんとひかるくんに第2回ワークショップの感想を聞いてみました! ちなみに、そういちろうくんは、第1回目の結成式を終えて、「低利用魚図鑑」の作成に取りかかり始めたそう。結成式で探究テーマを発表した際にさかなクンや東京海洋大学の先生方にかけていただいた言葉がとても嬉しかったようで、がんばって取り組んでいるようです。

ひかるくんも第1回目の結成式を終えて、地元テレビのニュースで高校生がプラスチック問題に取り組んでいると聞いて、実際に会いに行って話を聞いてくるなど積極的に行動しているのだとか。すぐ近くにいる高校生が、真剣にプラスチック問題に取り組んでいることを知れて、やる気スイッチも入ったようです。
\さかなクンのイラストやコラムも充実!/
大迫力の写真が楽しい魚図鑑
「MOVEラボ研究員」とは? 中学生以上は「助手」として活動しているよ!
https://lab.zukan-move.kodansha.co.jp/
MOVEラボ研究員のひかるくん(左・小5)とそういちろうくん(右・小4)

清水先生の「地球にやさしいエネルギー」についての講義を聞いて……

そういちろう

小4のぼくにも分かる内容がたくさんありました。北海道でのブラックアウトのお話を聞いて、つい最近ぼくの家の近くでも停電が起こったことを思い出し、電力の使い過ぎには気をつけないといけないなと感じました。

ぼくはふだんから川などで、気温が上がりたくさんの魚や生きものたちが弱っていると感じます。水そうで飼育している魚はクーラーなどで水温を調節すればいいけど、自然界の魚を助けるには人間が地球温だん化を止めるしかありません。今の自分たちにもできることをやっていかないといけないし、ぼくは大人になったら、家にソーラーパネルを付けたいし地球にやさしいエネルギーで動く乗りものに乗りたいです。

ひかる

船にもエネルギーにもいろいろな種類があって、先生たちや大人がすごく探究をしているんだと初めて知りました。

清水先生のお話で、「環境にやさしいエネルギー」を使うことは僕たちがこれから地球で暮らしていくために必要なことなんだと思いました。ぼくも学校に行ったり、普通に生活しながら、エネルギーを上手に大切に大事に使おうと思いました。

そういちろう

スピードが上がると羽の力で船体が浮き上がる船(水中翼船)の話もおもしろくて、工作で作ってみたいと思いました。

待ちに待った「らいちょうⅠ」乗船体験!

いよいよ乗船!

むぅちゃん

いちばん楽しみにしていた電池推進船「らいちょうⅠ」に乗ってみてどうだった?

ひかる(小5)

なんだか冒険に出たみたいで楽しかったです! 「らいちょう」という名前も気になっていました。(雷鳥が好きなので)

そういちろう(小4)

ぼくもさかなクンと「らいちょう」に乗ることが楽しみでしかたなかったから嬉しかったです。船は大好きだし、日本橋の川にどんな魚がいるのか楽しみでした。

みんなの質問に真剣に耳をかたむけるさかなクン

ひかる

実際に乗ってみると、すぅぅぅぅぅぅっと進んでいきました。海が近くて、ドキドキしました。

そういちろう

ぼくはなんとさかなクンのとなりに乗ることができました。船が出発する前にさかなクンが話しかけてくれました。おかげで緊張がほぐれました。

さかなクンは、柱にフジツボがくっ付いているのを見て、この辺は汽水域なのでフジツボが生きられるとみんなに教えてくれました。日本橋をこえてからは、フジツボはなくなりました。

またぼくは「らいちょう」の静かさにおどろきました。あんなに静かな船には乗ったことがありません。ぼくの持っていたミニせん風機の音で、船のモーター音が消されていました。下を向いていたら、いつ船が発進したかわからないほどです。

「らいちょう」の音は、水陸両用のラジコンカーが水の上を走っている時の音と似ているなと感じました。あそこに乗っていると、みんなの話し声とさかなクンの声と船が動いたときの水しぶきの音しか聞こえませんでした。エンジンの音は一切しませんでした。

国の重要文化財「明治丸」の見学も!

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