
【いきもの超ワールド展】国立科学博物館×ダーウィンが来た!の見どころを図鑑執筆者が徹底解説
大自然超体感シアターから巨大骨格標本まで!MOVE「ダーウィンが来た! 地球まるごと生きもの図鑑」執筆の柴田佳秀が教える必見ポイント&自由研究のヒント
2026.08.05
科学ジャーナリスト:柴田 佳秀
「国立科学博物館×ダーウィンが来た! 特別展 いきもの超ワールド展」の入り口。
あの番組と科博が初コラボ!
NHKの自然番組「ダーウィンが来た!」と国立科学博物館が初めてコラボした特別展が開催される──。この知らせを聞いたときから、私は期待せずにはいられませんでした。
「ダーウィンが来た!」は、世界各地で取材した生きものたちの貴重な映像を毎週届け、今年で放送開始20周年を迎えた長寿番組です。そんな番組と、膨大な標本や研究成果をもつ国立科学博物館がタッグを組んだら、いったいどんな展示になるのでしょう。ずいぶん前からワクワクしていましたが、ついに「国立科学博物館×ダーウィンが来た! 特別展 いきもの超ワールド展」で全貌を見ることができました。
「ダーウィンが来た!」は、世界各地で取材した生きものたちの貴重な映像を毎週届け、今年で放送開始20周年を迎えた長寿番組です。そんな番組と、膨大な標本や研究成果をもつ国立科学博物館がタッグを組んだら、いったいどんな展示になるのでしょう。ずいぶん前からワクワクしていましたが、ついに「国立科学博物館×ダーウィンが来た! 特別展 いきもの超ワールド展」で全貌を見ることができました。
私は、「ダーウィンが来た!」の前身にあたる「生きもの地球紀行」や「地球!ふしぎ大自然」という番組のディレクターを務めていました。現在は、講談社の学習図鑑などで生きものの解説を執筆しています。
そして今年は、「ダーウィンが来た!」の放送開始20周年であると同時に、講談社の「動く図鑑MOVE」創刊15周年でもあります。その記念すべき年に刊行されたのが、『ダーウィンが来た! 地球まるごと生きもの図鑑』です。
じつは、この図鑑の執筆を担当したのが私なのです。そこで今回は、自然番組と図鑑、二つの制作現場を知る立場から、この特別展ならではの見どころをご紹介します。
そして今年は、「ダーウィンが来た!」の放送開始20周年であると同時に、講談社の「動く図鑑MOVE」創刊15周年でもあります。その記念すべき年に刊行されたのが、『ダーウィンが来た! 地球まるごと生きもの図鑑』です。
じつは、この図鑑の執筆を担当したのが私なのです。そこで今回は、自然番組と図鑑、二つの制作現場を知る立場から、この特別展ならではの見どころをご紹介します。
生きものたちが躍動する舞台──地球環境
会場に入ると、目の前にドーンと現れたのは、地球の主な環境を代表する生きものたちの剝製や骨格標本が並ぶ大パノラマ。
陸・海・空のあらゆる環境に適応した生きものたちが主役です。
なかでも注目は、ガラパゴス諸島にしか生息していないウミイグアナや、絶滅危惧種のカワゴンドウ、高山のシロイワヤギ。どれも「ダーウィンが来た!」で取り上げられた生きものたちです。
本展のコンセプトは、地球上の多様な環境に、生きものたちがどのように適応し、生き抜いてきたのかを紹介すること。まず登場するのが、その舞台と演者たちを一望する大パノラマ展示です。
本展のコンセプトは、地球上の多様な環境に、生きものたちがどのように適応し、生き抜いてきたのかを紹介すること。まず登場するのが、その舞台と演者たちを一望する大パノラマ展示です。
大パノラマ展示の左端に、ウミイグアナを発見! 少し目立たない場所にあるので、どうぞお見逃しなく。海に潜って海藻を食べる、ガラパゴス諸島固有のトカゲです。

6つのテーマで生き残り術に迫る!
本展は、「いきもので異なる『五感』」や「いきもので異なる『エネルギー補給』」などの6つのチャプターで構成され、そこで紹介されるのは、生きものたちが長い進化のなかで編み出してきた、驚きの「生存戦略(生き残り術)」です。
本当は、あれもこれも詳しく紹介したいところです。でも、全部書いてしまったら、会場で見る楽しみがなくなってしまいます。そこで今回はぐっとこらえて、私が「ここはぜひ見てほしい!」と思った注目ポイントに絞ってご紹介します。
本当は、あれもこれも詳しく紹介したいところです。でも、全部書いてしまったら、会場で見る楽しみがなくなってしまいます。そこで今回はぐっとこらえて、私が「ここはぜひ見てほしい!」と思った注目ポイントに絞ってご紹介します。
国立科学博物館の標本や模型と、NHK「ダーウィンが来た!」の映像を組み合わせた展示が、本展の基本スタイルです。
ここは絶対に見逃せない! 「大自然超体感シアター」
私が本展でいちばんおすすめしたいのが、「大自然超体感シアター」です。正面と左右の3面だけでなく、なんと床まで「ダーウィンが来た!」の高精細な映像で埋め尽くされます。
三方の壁と床いっぱいに入り江の映像が広がる「大自然超体感シアター」。
サバンナの動物たちがすぐそばを駆け抜けたかと思えば、次の瞬間にはクジラが泳ぐ海の中へ。さらに、虫の目線になって巨大なハキリアリの行列を見上げていると、自分が小さくなったのか、アリが大きくなったのか、一瞬わからなくなります。
私もかつて自然番組のディレクターとして各地を訪れましたが、ロケ先で野生動物の世界に足を踏み入れたときの高揚感を、この映像に囲まれながら思い出しました。これは映像を「見る」というより、その中へ丸ごと放り込まれる体験です。
私もかつて自然番組のディレクターとして各地を訪れましたが、ロケ先で野生動物の世界に足を踏み入れたときの高揚感を、この映像に囲まれながら思い出しました。これは映像を「見る」というより、その中へ丸ごと放り込まれる体験です。
まるで「ダーウィンが来た!」のロケ現場に入り込んだような大迫力。足元を駆け抜ける動物たちにもご注目!














