日本に43種いるヘビ! ヘビが棲みつく場所がとても素晴らしい理由とは?

【ちょっとマニアな生きもののふしぎ】サイエンスライター・柴田佳秀先生が見つけた生きもののふしぎ

サイエンスライター:柴田 佳秀

ヘビがいるって、どういうこと?

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ヘビって、怖いですよね。ニョロニョロしているし、ヌルヌル動くし、舌をチョロチョロ出されたらもうダメです。姿を見た途端、「ギャー」と悲鳴を上げながら逃げて行くなんて人もいます。だいたい猛毒を持つ種類もいますから、怖いのは当たり前です。

とにかくヘビは人気がありません。たくさんいる生きものの中でゴキブリに次いで恐れられている、そんな感じがします。でも、私、生まれが巳年だからか、ぜんぜん怖くないんです。むしろ大好き。ヘビに出会ったらラッキーと思うほどです。

日本最大種はアオダイショウ!

アオダイショウ
先日も、森の中で鳥を探していたら、巨大なヘビに出会いました。長さが2m近くあるアオダイショウです。アオダイショウは、沖縄や奄美の島々に棲むヘビをのぞけば、日本最大種。でも、出会えるのはぜいぜい1.6mくらいの個体で、今回のような大物にはめったに会えません。私がこれまで見たなかで最大クラスでしたので、大興奮しました。
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