動物の毛づくろい「自分でする」「相手にしてもらう」の違いは?

【MOVE生きもの相談室】子どもたちから集まった生きものにまつわる質問に答えます!

「毛づくろいについての質問です! 毛繕いを自分でする、相手にしてもらう違いを教えてください(ペンギンは自分でしていたのを見かけたが、サルは仲間にしてもらうイメージがあります)」(ささ・小学3年)
「MOVEmini 動物」より
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回答:相手にしてもらうのは、コミュニケーションのため

自分でするのは羽毛や毛の汚れや虫を取り除き清潔にするためです。とくに鳥は羽毛に脂を塗ったりして防水性を高めるために羽繕いを必ずします。
相手にしてもらうのはコミュニケーションのためです。サルは挨拶代わりだったり、ケンカを防ぐ意味があります。じつはペンギンでもお互いに羽繕いをやるんですが、これは求愛の意味があります。カラスもよくカップルでやっていますから、注意していると見ることができますよ。

答えてくれたのは…

柴田佳秀/しばたよしひで
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズなど。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。
http://shibalabo.eco.coocan.jp/

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