コカマキリはほとんどが茶色なのはなぜ?
【MOVE生きもの相談室】子どもたちから集まった生きものにまつわる質問に答えます!
2022.05.14
回答:2回目の脱皮を境にして色が変わる!?
日本のカマキリは卵から孵った時は皆茶色ですが、2回目の脱皮を境にして茶色か緑に変わるといわれています。
オオカマキリの研究では周囲の環境によって色を変えるのではなく、遺伝的に決まっている可能性が高いそうです。ちなみにカマキリは成虫になってから色を変えることはできません。
ゆうとくんの言うとおり、コカマキリはほとんど茶色ですね。それなのに稀に緑色の個体がいるのでしょうか? 不思議ですね。もしかしたら、コカマキリの場合、基本は全て茶色なのに、他のカマキリが持つ「体を緑色にする遺伝子」が残っていて、それが稀に現れることがあるのかもしれません。
コカマキリがほとんど茶色なのは、他の緑色のカマキリと比べるとより地表にいることが多いからではないでしょうか? オオカマキリやハラビロカマキリとは生活場所が少し違っている可能性があるのではないか?
これからもぜひどんなところにいるのか注意して観察してみてください。