カタツムリは100均の色画用紙が大好物ってほんと?

【ちょっとマニアな初夏の生きもの】サイエンスライター・柴田先生が見つけた生きもののふしぎ

カタツムリは紙が大好物!

これからは雨の季節ですね。雨がふるとよろこぶ生きものにカタツムリがいます。でんでん虫ともよばれるカタツムリは、もともとは海にすんでいた巻貝が、陸でくらすようになったなかまです。やっぱり貝ですので、陸で生活している今でも、すこしは水がないと生きていけません。だから雨が大好きなんですね。
撮影/柴田佳秀
さて、カタツムリのたべものはなにか知っていますか? 葉っぱとかこけなどを食べているようです。飼育するときは、よくニンジンやキュウリなどをあたえますね。じつは、カタツムリはいがいなものが大好物なんです。それはなんと紙。紙をぬらしてあたえると、ものすごいいきおいで食べるんです。でも、紙なら何でもいいわけではありません。

100円ショップで売っている色画用紙がとくに大好きで、もっと値段が高い色紙をあたえても、ぜんぜん食べないのです。じつは100円ショップの色画用紙には、炭酸カルシウムという物質がぬってあり、カタツムリはこれが大好きなんです。
色とりどりのうんち。撮影/柴田佳秀
カタツムリのからは、炭酸カルシウムでできているので、食べものから体に取りいれないと成長できません。だから、炭酸カルシウムがぬってある紙をよろこんで食べるんです。

おもしろいことに、うんちは、あたえた紙の色と同じ色になります。赤い紙を食べると赤いうんちに、青い紙を食べると青いうんちになるのです。紙だけで2年間飼ってみたのですが、ずっと元気だったので栄養にも問題がないみたいです。

皆さんもカタツムリを見つけたら、紙で飼ってみてはいかがでしょう。とても楽しいですよ。
しばた よしひで

柴田 佳秀

Shibata Yoshihide
サイエンスライター

元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。

元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。