バクアゲるぜ! 『ブンブンジャー』 タイヤの初恋の人って誰? 夢の中で偽りの過去に囚われたタイヤは覚醒できるのか!?
スキマ時間で読む! 『爆上戦隊ブンブンジャー』ストーリーと見どころポイント【第24話】
2024.08.11
少年時代のタイヤの初恋エピソードが明らかに!
他の子どもたちはいっしょに遊んだり、宿題したりしているなか、タイヤはひとりで工作をしている。
そんなタイヤに指導員のマヒロ先生が「ひとりで遊ぶのが好き?」と聞くと、タイヤは工作するのがおもしろいだけだと答えた。
するとマヒロ先生は「もっとおもしろくなる方法を知ってるよ」と、何やら少年タイヤに話すのだが、タイヤにはよく聞き取れない……。
そんな夢を見たタイヤは、ブンドリオの声でようやく目が覚めた。
今日は、タイヤがかつて通っていた学童保育施設を皆とともに訪ねる予定だったのだ。
タイヤをはじめ鳴田射士郎(メイタイシロウ)、志布戸未来(シフトミラ)、阿久瀬 錠(アクセジョウ)、振騎玄蕃(ブレキゲンバ)、焔 先斗(ホムラサキト)、そしてブンブンとビュンディーは、施設の園長に迎えられ、子どもたちとのふれあいのひとときを楽しんだ。
イシロウは子どもたちから遊ぼうと腕を引っ張られ、ミラは漢字の宿題を、ジョウは体操を教え、ゲンバは手品を披露、サキトは庭で泥団子を作って遊んでいる。
そんななか、タイヤは持参したアコースティックギターで童謡「にじ」を弾き唄い始めた。
タイヤがギターを弾くことに驚くミラに、園長が学童は皆ギターを習うのだと言う。この歌はタイヤの初恋のマヒロ先生が弾いていたから大好きなのだと秘密を明かし、タイヤは動揺を隠せない様子だ。
園長によればタイヤは恥ずかしがり屋で人見知りだったが、最初にタイヤの心を開いたのがマヒロ先生だったという。
ミラはマヒロ先生に会ってみたいとつぶやくと、今は遠くにいっていないのだとタイヤはあいまいに微笑みながら答えるのだった。
そのころ、キャノンボーグは、ハシリヤン本部からギャーソリン収集がままならぬことを追及され、サンシーターたちを𠮟責していた。
もうあとはないと焦るキャノンボーグは廃墟に捨ててあったアコースティックギターにイグニッションキーを挿入、苦魔獣アコギグルマーを誕生させて、サンシーターたちに発破をかけたのだった。
アコギグルマーの音符攻撃を受けたタイヤとサキトが夢の世界に!
ハシリヤンが出現したのだ。
アコギグルマーはギターの弦を鳴らして音符攻撃を放つ。すると音符に当たった人々は次々と倒れていったのだ。
タイヤはブンブンに子どもたちを託し、苦魔獣へ向かっていくが、アコギグルマーは逃げる子どもたちに向けて音符を放った。
咄嗟にタイヤとサキトが子どもたちを庇うも、ふたりとも音符を食らって眠り込んでしまう。
さらにアコギグルマーはピック爆弾を飛ばして追撃、イシロウがブンブルーに変身して銃撃で爆弾を打ち落とした。
ブンブルーが苦魔獣を引きつけている間にタイヤたちを起こすべく、ミラたちは、フライパンやシンバル、拡声器などを鳴らすのだが、そのけたたましい騒音が鳴り響いてもふたりは目を覚まさない。
よく見るとタイヤたちの身体からギャーソリンが立ち昇っている。アコギグルマーは音符攻撃で人間を眠らせ、吸い取った生体エネルギーをギャーソリンに変換していたのだ。
モニターで様子を見ていたキャノンボーグは「外から起こすことはできない」とほくそ笑む。
眠っているサキトは、ビュンディーや宇宙人たちと遭遇したときの夢を見ていた。宇宙へいこうとしていた自分を子ども時代の親友・長田がなぜか現れ引き止める。長田は宇宙にいっても何も変わらないからずっと地球にいようと少年のサキトに勧めているのだ。
その様を傍観していたサキトは違和感を覚えて長田の腕を払い、自分はあのとき選んだ道が間違いだとは思わないと、ビュンビュンコントローラーを取り出し空間を撃った。すると夢の世界は砕けていったのだ。
目を覚ましたサキトは、アコギグルマーの攻撃を受けると過去に囚われる夢を見せられると皆に伝え、自分はブンバイオレットにチェンジし、自ら覚醒するのを待つしかないタイヤを連れてこの場から離れろとブンブルーたちに命じ、ひとりアコギグルマーに立ち向かっていった。