誰もがカッコいいと思う変身ベルトを目指す! DXデザイアドライバー開発者の思惑! 【仮面ライダーギーツ】
初めて体験する発光ギミックとスタイリッシュな機械音声の理由! 開発者インタビュー
2022.08.20
「DXデザイアドライバー」の特徴
「DXデザイアドライバー」は、ライダーコアIDとレイズバックルを組みあわせて、自由に変身ベルトを組み立てることができます。「カスタマイズができる」というのが、売りなのでしょうか?
カスタマイズができるというのは、結果的にそうなったという感じでしょうか。過去の変身ベルトは、連動アイテムも含めて遊びを統一していました。たとえば「DXリバイスドライバー」はスタンプを押印、「DX聖剣 ソードライバー」は剣を抜刀とかですね。それによって、「手遊びの統一感」や「連動アイテムのコレクション性」を高めようとしていました。
「DXデザイアドライバー」は、「ベルトの見た目と遊び方が変わる」ということを重視しています。ブーストレイズバックルだったらハンドルをひねるという操作、マグナムレイズバックルだったらトリガーを引くという操作といったように、操作感が大きく変わることを目指しました。過去の事例で言うと『仮面ライダーフォーゼ』の「アストロスイッチ」と共通する点でもありますが、アイテムを変えることで子どもの「遊び心地」を変えたいというのが、今回の「DXデザイアドライバー」のギミックのはじまりでした。
アストロスイッチのお話が出ましたが、デザイアドライバーには『仮面ライダージオウ』のジクウドライバーのように、ベルトを回転させるギミックがあります。今回に限らず、過去に評判の良かった要素を再び取り入れることはあるのでしょうか。
もちろん好評だった商品は、何が評判だったのか分析します。ただ、「このギミックが良かったから、次もこれを取り入れよう」ということではなく、0から企画をはじめたときに、今回のコンセプトと、過去に好評だった要素が合致することがあります。そこで、プレイバリューを突き詰めていった結果、過去の商品と同じ要素を取り入れることになった、ということはありますね。
デザイアドライバーは、ふたつのレイズバックルで上下それぞれにアーマーを装着するのですが、下半身のアーマーにも意味をなすという特徴があります。そのうえで、上下のアーマーが逆転する「リボルブオン」という新しいギミックがあるので、それを、ベルトのギミックにも投影したら楽しいだろうと。ヒーローの変身システムと、ベルトのギミックがマッチしたということで、「DXジクウドライバー」のようなベルトを回転させるギミックを取り入れました。