制作発表では『仮面ライダーゼロワン』、『仮面ライダーセイバー』、そして現在、怒濤のクライマックスを迎えている『仮面ライダーリバイス』に続く「令和ライダーシリーズ第4作」としての放送が開始される『仮面ライダーギーツ』の各キャスト情報、ライダーたちの詳細、主題歌アーティストなどが発表された。
『仮面ライダーギーツ』の世界観とは?
本作は、出自も目的も不明な謎の敵「ジャマト」の脅威から、街の平和を守るためのゲーム=デザイアグランプリに参加した者たちが、仮面ライダーに変身して敵を倒したり、人々を救ったりすることで得られるスコアを競い合いながら、勝ち残りを目指すという。
ライダー同士のサバイバルが描かれ、そのゲームの勝者には理想の世界をかなえる権利が与えられる。そしてゲームを勝ちぬいた真のヒーローだけがみずからが願った世界を実現できるのである。
ギーツのモチーフは白いキツネ。その他のライダーは……?
仮面ライダーギーツに変身するのは、周囲から天才と思われている青年・浮世英寿(うきよ・えーす)。ある目的をもってゲームを何度も繰り返しているという謎の男である。
では、そのほかに登場する仮面ライダーたちはどのような面々なのだろうか。
ギーツのほかに名称が明らかになったのは、仮面ライダータイクーン、ナーゴ、バッファの計4人のライダーたちだ。
タイクーンはタヌキのマスクをつけたライダー。変身する桜井景和(さくらい・けいわ)は就活中の大学生だ。
ナーゴは黒いネコマスクのライダー。セレブインフルエンサーとして人気がある財閥のお嬢様、鞍馬祢音(くらま・ねおん)が変身する。
バッファはバッファローマスクをつけたライダーだ。変身するのは勝利のためには手段を選ばない、力を欲し、他人を信用しない男、吾妻道長(あずま・みちなが)である。
この4人以外にも、さまざまなライダーが登場するとのことで、彼ら彼女らの容姿や使うアイテムなども気になるところだ。
ライダーを演じるキャストはこの人たちだ!
まずは、主役である仮面ライダーギーツ。変身する青年・浮世英寿(うきよ・えーす)を演じるのは、若手発掘育成プロジェクト「私の卒業」第3期メンバーで、2022年のドラマ『ナンバMG5』にレギュラー出演していた簡 秀吉氏だ。
「僕が演じる英寿はとにかく強くて戦い方もトリッキーで、余裕があって天才肌」と簡氏。謎の多いキャラクターで、少しずつ役柄をつかんできたところだと言う。
変身後のギーツについては、「ギーツは、白いキツネがモチーフ。脚にはバイクのマフラーのようなものがついていて、デザイアドライバーのバックルを逆さに向けると、胴体の装具と下半身の装具が逆さまになってフォームチェンジするのがお気に入りですね」と、そのギミックとカッコいいデザインにご満悦のようだ。
仮面ライダータイクーンに変身する、就活中の大学生・桜井景和(さくらい・けいわ)を演じる佐藤瑠雅(さとう・りゅうが)氏は「景和は22歳でたぬきそばが大好き。何事にもまっすぐで第一に他人のことを考える、正統派ヒーローっぽいキャラ」であるとのこと。
佐藤氏は本作が俳優デビュー作。「いろいろなことを現場で吸収しながら、俳優として成長すべく頑張っていきます」とその心意気を語った。
仮面ライダーナーゴ、鞍馬祢音(くらま・ねおん)役を演じるのは、ファッションモデルとして活躍中の星乃夢奈(ほしの・ゆな)氏。
「私が演じる袮音ちゃんは、元気で明るい性格。お金持ちなのに一般人になりたいと願い、家出したいという変わった夢を持っている女の子」ということで、第1話からそのキャラクターが全開らしいので、今から演技が楽しみだ。
仮面ライダーバッファに変身する、バッファローライダー・吾妻道長(あづま・みちなが)役には、ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバーとして活躍している杢代和人(もくだい・かずと)氏。
「道長はぶっきらぼうで一匹狼。トゲのある人物に見えるんですけど、人情というか仲間思いな部分は強く持っていて、熱い男」であると言う。「ギーツとはライバル関係で、バチバチ感を見せていきたい」と、その抱負を語ってくれた。
デザイアグランプリのナビゲーターである謎の少女・ツムリを演じる青島 心氏。モデル出身の青島氏は、特撮ドラマ『絶狼-ZERO- -DRAGON BLOOD-』のヒロイン役でもよく知られるところだ。
「ツムリはそもそも人間なのか、未来からやって来たのか、はたまた過去から来たのかもわからない謎の存在です」と捉えどころのないキャラクターのようだが、「性格は明るくて愛嬌がよく、誰にでも平等に接することができる子」と思ってツムリを演じているとのことだ。
中盤、サプライズで登場したのは、デザイアグランプリの参加者が集う神殿に常駐するコンシェルジュのギロリ役を演じる個性派俳優の忍成修吾氏。
ツムリ同様捉えどころのないキャラクターだが、「今はあまり抑揚をつけない、平坦な感じで演じさせてもらっているのですが、今後どんな風に変われるのか、自分の中で期待しながら撮影に望んでいます」とのことで、「もしかして追い詰められたら変身するかも」と期待する気持ちを語ってくれた。
主題歌を手がけるのは倖田來未&湘南乃風だ!
倖田氏は「この楽曲で戦闘シーンやカッコいいシーンを盛り上げたいと思いながらレコーディングしました」と、楽曲のできばえに自信のコメント。
一方『仮面ライダー鎧武』以来、9年ぶりのライダー主題歌担当となる湘南乃風は「倖田來未さんとの初タッグということで、新たな化学反応を共に作り上げ、作品を盛り上げていければ」とコラボを楽しんでいる様子。
近々、楽曲のタイトルやユニット名などが明らかにされるというが、迫力ある主題歌にのって戦う、仮面ライダーギーツの活躍が今から楽しみだ。
制作発表の最後にはキャスト全員が視聴者へのメッセージを語り、簡は「浮世英寿を全力で愛し、そして全力で愛されるように1年間、スタッフのみなさん、キャストの皆さんと頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします!」と力強い言葉で決意を語ってくれた。
新番組『仮面ライダーギーツ』は9月4日(日)9時よりテレビ朝日系で放送予定。放送開始が今から楽しみだ!
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga