6月28日 ウルトラマンレオ 怪獣バンゴはものまねが好き?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月28日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月28日」(1974年)。
バンゴと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

アフリカ帰りの新隊員・佐藤三郎がやってきた。型破りの佐藤に振り回されるゲンだったが、そこにバンゴが出現する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

佐藤に振り回されるゲン

1974年6月28日は『ウルトラマンレオ』第12話「冒険野郎が来た!」が放送された日です。城南スポーツクラブの生徒たちとジョギングをしているゲン。すると、突如地面が割れ、怪獣・バンゴが出現した。子どもたちを避難させるゲンだったが、そこにひとりの怪しい格好をした男が現れ、奇声を発しながら踊り始める。その様子を見たバンゴは、男のまねをして踊り始めた。すると、男は槍を投擲。攻撃を受けたバンゴは地中に逃げていった。

その佐藤三郎という男はアフリカ帰りで、MAC本部から派遣された新隊員らしい。ゲンとともにパトロールをするよう指示を受けているという佐藤。その後、ゲンたちはMACの隊員服に着替えパトロールを開始。しかし、ゲンが計器をチェックするよう頼むと「計器より自分の鼻のほうがきく」と応えたり、パトロール中に居眠りをはじめたりと、佐藤は言うことを聞いてくれず、手を焼くのだった。

今度は昼食にしようと言い出す佐藤。ゲンは仕方なくそれに付き合い、丘で休憩を取る。すると、ふたつの不思議な穴を発見。佐藤は試しに、タバコに火をつけて投げ入れる。その穴は、バンゴの鼻の穴だった。驚いたバンゴは地上に出現する。
次のページへ 体にガスを溜め込んだバンゴが飛んでいく!
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