6月30日 ウルトラ兄弟が磔に! バラバがウルトラマンAを襲う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月30日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月30日」(1972年)。
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集結したウルトラ5兄弟。しかしそれは、ヤプールの罠だった  ©円谷プロ
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

ウルトラ兄弟からのウルトラサインを受け、ゴルゴダ星にやってきたA。しかし、それはヤプールの罠だった。エネルギーを奪われ、地球に戻ることができないAは、兄たちから残り少ないエネルギーを分け与えられ、地球に帰還。超獣・バラバと激突するが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ウルトラ兄弟が罠にはまる!

1972年6月30日は『ウルトラマンA』第13話「死刑!ウルトラ5兄弟」が放送された日です。新聞配達をするふたりの兄弟の前に、超獣・バラバが幻影のような状態で現れる。兄は近くの電話ボックスに駆け込みTACに通報しようとするが、バラバはその電話ボックスを持ち上げて投げつける。電話ボックスの下敷きになった兄は亡くなってしまう。

駆けつけた警官に、弟は「お兄ちゃんは超獣に殺された」と訴えるが、ほかに目撃者もいないため、警官たちはそれを信じず事故だと考えたのだった。北斗と夕子も現場に到着するが、「警察の管轄だ」と言われ追い返されてしまう。その後、北斗たちがはめている、ウルトラマンAに変身するためのアイテム・ウルトラリングが光り、空にウルトラサインが浮かぶ。それは、「ゴルゴダの星にあつまれ」という、ウルトラ兄弟からのメッセージだった。

北斗たちはAに変身。この宇宙の裏側「マイナス宇宙」にある、ゴルゴダ星に向かった。ゴルゴダ星に集結するゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック。しかし、みな誰かからのウルトラサインを受けゴルゴダ星に集まっており、兄弟の中に招集をかけた人物がいないことが発覚する。

すると、Aたちは5つの十字架を発見。そこにはなんと、ウルトラ兄弟たちの名前が刻まれていた。一方、Aのいない地球では、放射能の雨とともにバラバが出現。すべては、ヤプールの罠だったのだ。
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