あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月22日」(1972年)。
クリスマスイブの夜に超獣・スノーギランが現れる。それは、異文化のクリスマスに浮かれ、日本の八百万の神を崇めない人々に怒った伝説怪人ナマハゲが呼び寄せたものだった。スノーギランに苦戦するAだったが、そこにサンタクロースが現れる!?
養護施設にやってきた北斗たち
歌を歌ったり、子どもたちが演じる劇を鑑賞して楽しく過ごす北斗たち。夜にサンタクロースがくるのを楽しみにしていた子どもたちであったが、夕方6時30分を過ぎてもなぜか外は明るいままだった。春風園の先生として働くユカリはおかしいと思い、窓を開けて外を見ると、突如雪だるまが割れ、中から超獣・スノーギランが出現。スノーギランのおこした閃光を受け、ユカリは目が見えなくなってしまう。
すると、外は急に暗くなりサンタクロースに扮装した怪しい男性が春風園に入ってくる。北斗は男性に身分を明かすように迫るが、男性は「サンタクロースだ」としか答えない。北斗は男性が超獣の出現した雪だるまを置いていった本人だと推測するが、それはユカリによって否定された。すると、巨大化したスノーギランが街に現れ、人々の視力が奪われているという連絡が入る。北斗はサンタ姿の男性に謝罪し、戦いに向かおうとすると、男性も「頑張りなさい」と北斗を激励したのだった。