あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月25日」(2001年)。
本作のリリースを皮切りに、翌月の2001年2月25日には『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』が、翌々月の2001年3月25日には『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』がリリースされた。
ネオスーパーGUTSの訓練生で、マドカ・ダイゴとヤナセ・レナの息子であるマドカ・ツバサは、テスト飛行中に怪獣と遭遇し、縄文時代にタイムスリップしてしまう。ツバサは旅の狩人であるマホロバが持っていた、スパークレンスに似た「青銅の神器」でウルトラマンティガに変身。後に「ティガの里」と呼ばれることになる村を、闇の超能力者たちから守るために戦う。
ツバサが縄文時代にタイムスリップ
ツバサは目を覚ますと、見知らぬ人々に介抱されていた。すぐに、自分が過去の時代にタイムスリップしたのだと理解するツバサ。ツバサを発見した村の少年・アムイは、「何かがくる」と夢の中で感じていたらしい。一方、闇の呪術者であるドグラマグマは、ジョーモノイドを発見し、操る。そして、怪獣出現は伝説に伝わる「光の巨人」復活の予兆であり、それを阻止するために部下のダイダラ、オロッチに村を襲わせる。
ダイダラ、オロッチの襲撃に加えて、これまでに見たこともない巨大なジョーモノイドの出現に、村人たちは弓矢や投石器で抵抗するも、その侵攻を止めることはできない。すると、村に一人の女性が現れ、ジョーモノイドに立ち向かっていく。
彼女は、旅の狩人・マホロバで、巨大な怪竜「クラヤミノオロチ」を倒した際に入手した青銅の神器に導かれ、この村にやってきた。勇ましくジョーモノイドに斬りかかりダメージを与えるマホロバであったが、倒すことはできずピンチに陥ってしまう。すると、ツバサは彼女が落とした青銅の神器が、以前母親から話に聞いていた、ウルトラマンティガに変身するためのスパークレンスに似ていることに気づく。