あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月15日」(1997年)。
利戸間町(りとまちょう)で樹木が枯れ、コンクリートが溶けるといった怪現象が発生。ダイゴとホリイ隊員は調査に向かった。そこで知り合った、大人たちを困らせる少年たちは「怪獣の声を聞いた」と訴える。果たして、怪獣はほんとうに存在するのか?
利戸間町に起きる怪現象
デ・ラ・ムがトンネルに入ると、ダイゴは強い排気ガスのにおいを感じる。その後、トンネルを抜け、畑が続く道を走っていると、突如小さな爆発音がし、ダイゴたちはデ・ラ・ムを止める。爆発の正体は、爆竹だった。4人の地元の少年たちが、いたずらをしたのだ。怒ったホリイは、少年たちを追って林のなかに入っていく。すると、林の木々がどれも枯れていることに気づいたのだった。
ホリイを振り切った少年たちが凧揚げをしていると、怪獣の鳴き声と地上から空に向かって噴出する煙を発見。役所で、怪現象の被害の情報を集めているダイゴたちに報告する。地元の警官によると、少年たちは有名ないたずら小僧らしい。ダイゴたちは、少年たちが怪獣を見たという広場に向かう。
しかし、ホリイは少年たちが聞いた怪獣の声は、風で電線が揺れる音だと考える。さらに、電線が切れており、少年たちが凧揚げをしたことによるものだと思った職員たちは、彼らを𠮟る。少年たちは、電線を切ったのは自分たちではないと主張するが、誰もその話を信じなかった。