2月15日 ウルトラマンティガ 排気ガスを求める怪獣が出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月15日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月15日」(1997年)。
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リトマルスと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

利戸間町(りとまちょう)で樹木が枯れ、コンクリートが溶けるといった怪現象が発生。ダイゴとホリイ隊員は調査に向かった。そこで知り合った、大人たちを困らせる少年たちは「怪獣の声を聞いた」と訴える。果たして、怪獣はほんとうに存在するのか?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

利戸間町に起きる怪現象

1997年2月15日は『ウルトラマンティガ』第24話「行け!怪獣探険隊」が放送された日です。古い高速道路沿いに位置する利戸間町。ここで、謎の霧が発生し樹木が枯れる、コンクリートが溶けるといった怪現象が発生。ダイゴとホリイ隊員は、GUTS専用車両のデ・ラ・ムで調査に向かった。

デ・ラ・ムがトンネルに入ると、ダイゴは強い排気ガスのにおいを感じる。その後、トンネルを抜け、畑が続く道を走っていると、突如小さな爆発音がし、ダイゴたちはデ・ラ・ムを止める。爆発の正体は、爆竹だった。4人の地元の少年たちが、いたずらをしたのだ。怒ったホリイは、少年たちを追って林のなかに入っていく。すると、林の木々がどれも枯れていることに気づいたのだった。

ホリイを振り切った少年たちが凧揚げをしていると、怪獣の鳴き声と地上から空に向かって噴出する煙を発見。役所で、怪現象の被害の情報を集めているダイゴたちに報告する。地元の警官によると、少年たちは有名ないたずら小僧らしい。ダイゴたちは、少年たちが怪獣を見たという広場に向かう。

しかし、ホリイは少年たちが聞いた怪獣の声は、風で電線が揺れる音だと考える。さらに、電線が切れており、少年たちが凧揚げをしたことによるものだと思った職員たちは、彼らを𠮟る。少年たちは、電線を切ったのは自分たちではないと主張するが、誰もその話を信じなかった。
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