1月24日 ウルトラマンレオ 生き物を愛する少年を円盤生物が利用する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月24日(1975年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月24日」(1975年)。
アブソーバと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

新たな円盤生物が襲来。ゲンと梅田トオルはそれを察知するも、円盤生物はすぐに姿を消してしまう。その円盤生物・アブソーバは、怪我をした動物を保護する、優しい少年を利用していた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

第3の円盤生物が襲来

1975年1月24日は『ウルトラマンレオ』第42話「恐怖の円盤生物シリーズ! レオが危い!暗殺者は円盤生物」が放送された日です。居候をしている美山家で、夕食を食べようとしていたゲンとトオル。しかし、突如地震が発生し、空が赤く染まった。姿は見えなかったが、それが新たな円盤生物だと察したゲンたち。トオルは敵の出現場所に向かおうとするが、空の色はすぐに戻り、翌朝に調査を行うことになる。

そして翌日、ゲンたちは円盤生物の出現場所である山を調査していると、ひとりの少年が、複数の少年たちからいじめられている現場に遭遇。その少年・英行は、彼をいじめている少年たちがパチンコで撃ち落としたスズメを横取りしたらしい。ゲンはチューインガムを少年たちに渡し、英行を助けるが、英行はお礼も言わずに山にある小屋に戻ってしまう。

英行は、傷ついた動物たちを小屋で保護し、治療を行っていた。その小屋に、何かの気配を感じたゲン。小屋のなかに、円盤生物が紛れ込んでいないか問うトオルだったが、英行はそれをはっきりと否定する。ゲンたちを追い出した英行だったが、小屋には、トオルが疑ったとおり、円盤生物・アブソーバがいた。英行は、アブソーバを宇宙生物だと気づきながらも匿っていたのだ。
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