2月18日 ウルトラマンジャックがロボネズに噛まれてウイルス感染!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月18日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月18日」(1972年)。
ロボネズと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすも、ウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化して復活。怪獣攻撃隊МAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

ロボネズと交戦し、勝利を収めたウルトラマンジャック。しかし、ロボネズに噛まれた郷の腕は鼠咬症のような状態になってしまう。一方、次郎のクラスに白鳥エリカという少女が転入してきて……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ウルトラマンジャックがロボネズに腕を噛まれる

1972年2月18日は『帰ってきたウルトラマン』第45話「郷秀樹を暗殺せよ!」が放送された日。夜のコンビナート地帯にロボネズが出現した。郷はウルトラマンジャックに変身して戦いを開始。ロボネズはジャックの腕に噛みつき、攻撃をくりだすが、МATの援護でジャックは脱出。ウルトラブレスレットのブレスレットボムでロボネズを撃破した。

帰還した郷の腕は腫れあがり、発疹・悪寒・頭痛といった鼠咬症のような状態になっていた。メディカルセンターの浜村医師から激しい運動を控えるよう言われた郷は、予定していたスキー旅行をキャンセルする。しかし、郷の乗る予定だった旅客機は何者かによって仕込まれた爆弾で、爆破されてしまった。

その後、郷を慕う少年・次郎の通う小学校に白鳥エリカという少女が転入してきた。放課後、校庭でソフトボールをしていた次郎は、エリカが自分たちのことを見ていることに気づき、いっしょにやらないかと誘う。エリカは、次郎にお礼に万年筆をプレゼントするのだった。

家に帰宅した次郎は、療養中の郷のもとに顔を出し、エリカからもらった万年筆を嬉しそうに見せる。だが、それは爆弾だった。郷は時を刻む時限爆弾のような音に気づき、咄嗟に万年筆を窓から投げ捨てると、万年筆は爆発した。
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