3月14日 恐怖を乗り越えウルトラマンダイナとティガが奇跡のバトル!!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月14日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月14日」(1998年)。
並び立つ光の巨人、ウルトラマンダイナ(左)とウルトラマンティガ(右)  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』は1998年3月14日より上映が開始された。公開時にテレビ放送中であった『ウルトラマンダイナ』の映画化作品だ。『ダイナ』の前作にあたる『ウルトラマンティガ』からティガとGUTSのメンバーが登場するのが見どころだ。しかし、本作の魅力はそこだけではなく、敵の強大な戦闘力に恐怖を覚えてしまったアスカがそれを克服する姿や、本作の出来事が『ダイナ』本編終盤に登場する人造ウルトラマン計画「F計画」へつながる内容となっており、『ダイナ』を語る上で重要な作品になっている。

人類が開発した超兵器が、モネラ星人に乗っ取られてしまう。さらに、モネラ星人は巨大なクィーンモネラに変貌。絶体絶命の状況に、かつて人類を救ったもうひとりの光の巨人が復活する!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

モネラ星人がプロメテウスを奪いロボット怪獣にする!

1998年3月14日は、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』の上映が開始された日。月面でゲランダと交戦するダイナとスーパーGUTSのもとに、地球平和連合TPCのゴンドウ参謀が主導して造り上げた電脳巨艦プロメテウスが出現。強力なネオマキシマ砲でゲランダを一撃のもとに撃破する。

その後、スーパーGUTSのメンバーはクリオモス島に停泊したプロメテウスのブリッジに招かれた。プロメテウスはパイロットがおらず、コンピューターによって自動制御されている。そして、開発主任であるキサラギ・ルイ博士は、優れたパイロットの行動パターンのデータを取るため、スーパーGUTSに協力を要請する。

データ計測用のカプセルに入ったアスカ・シン隊員は、それまでにウルトラマンダイナに変身して戦ってきた怪獣の恐ろしさを改めて感じ、その怪獣を一瞬で倒したプロメテウスのネオマキシマ砲を受けダイナが消し去られてしまう幻を見る。これは宇宙人の罠で、ダイナの行動パターンを読み取られ、恐怖心を植え付けられてしまったのだ。

アスカが目を覚ますと謎の宇宙船が出現して島を攻撃しはじめる。アスカはダイナに変身するが、突如プロメテウスのコントロールが奪われ、浮上する。宇宙船のモネラ星人は、心を支配していたキサラギ博士を利用して人類に宣戦布告。プロメテウスを戦闘ロボットのデスフェイサーへと変形させた。
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