3月13日 ニセ・ウルトラマンガイア対ウルトラマンガイア V2!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月13日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月13日」(1999年)。
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ミーモスと戦うウルトラマンガイア V2  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

ガイアと対立してきたアグル=藤宮博也。その行動原理は藤宮自身が開発した光量子コンピューター「クリシス」が、「地球に人類は不要」という答えを導き出したからだった。しかし、クリシスは根源的破滅招来体に侵されていることが判明。人類を敵視するように誘導されていたことに気づいた藤宮は、我夢にアグルの光を託し姿を消した。

我夢は、アグルの光でウルトラマンガイア V2にヴァージョンアップ。さらにウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョンへの強化変身能力を手にして強敵に立ちむかっていく。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

エリアル・ベースがハッキングで墜落の危機

1999年3月13日は、『ウルトラマンガイア』第27話「新たなる戦い〜ヴァージョンアップ・ファイト!〜」が放送された日。ガイアとアグルの争いによってできたワームホールから出現した超巨大な敵・ゾーリムは、アグルの光を手にした我夢によって撃破された。しかし、我夢は姿を消した藤宮に心を痛め、ひとりで戦わなければいけないことに不安を感じていた。

そんななか、根源的破滅招来体に汚染されていた光量子コンピューター「クリシス」が、凍結させられる直前に発信したプログラム「クリシスゴースト」が、対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.ヨーロッパやエリアル・ベースのコンピューターに侵入をはじめる。システムが完全に乗っ取られた場合、リパルサーリフトによって空中に浮遊しているエリアル・ベースは墜落してしまう。

しかし、オペレーターのジョジー・リーランドが遊びで作っていたジョイスティック型のコントローラーを使った駆除システムで、佐々木敦子オペレーターがクリシスゴーストを消去。最後のひとつを取り逃がしてしまうが、エリアル・ベースのシステムは回復する。

しかし、最後のプログラムはジオ・ベースのF4ラボに侵入。そこでは、ガイアやアグルが倒した金属生命体 アパテーとアルギュロスの破片サンプルが分析されていた。クリシスゴーストは金属生命体の破片サンプルと、ジオ・ベースに蓄積されたウルトラマンガイアのデータを使い、なんとガイアの姿になって出現する!
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