あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月23日」(2005年)。
姫矢 准の光の力は、新たなデュナミストである千樹 憐(せんじゅ れん)に受け継がれた。アメリカのダラスからきたらしい憐は、孤門には普通の明るい少年に見えたが、なぜか地球解放機構TLT(ティルト)のデータベースには、憐のデータが重要機密としてパスワードがかけられている。憐の秘密とは? そして、孤門たちは新たに出現したスペースビースト・グランテラに勝利することができるのか!?
憐の秘密に迫る孤門
一方、パスワードがわからず、憐のデータベースにアクセスができなかった孤門だったが、憐がつけていた指輪に文字が刻まれていたことを思い出し、試しにそれを入力。すると、アクセスが可能になった。そこには、「プロメテウスプロジェクト」の文字と、憐を含む複数の人物の写真が表示される。すると、TLTの作戦参謀である吉良沢 優が現れ、「いずれ孤門は見つけるだろうと思っていた」と言い、憐の秘密について語りはじめる。
憐たち「プロメテの子」は優秀な遺伝子を組み合わせて生まれたハイブリッド新生児であり、TLTの下部組織である、とある医療研究アカデミーが生み出した存在だという。憐は海洋学を学んでいたが、1ヵ月前アメリカのダラスにある寄宿学校から姿を消したらしい。憐がウルトラマンネクサスの光に導かれ、日本にやってきたのだと考える孤門。しかし、優はその考えを否定し、これ以上憐に近づかないほうが良いと一方的に警告して姿を消したのだった。