4月3日 ウルトラQ ペギラ襲来で真夏の東京が氷河期に突入!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月3日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月3日」(1966年)。
東京に現れたペギラと遭遇する治男少年  ©円谷プロ
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『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローは登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作で出現した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球に来ていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

万城目が南極でペギラと遭遇した1年後。南極から北極へ移動しようとペギラが東京に襲来。東京を氷漬けにしてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

真夏の東京が氷漬けに!

1966年4月3日は、『ウルトラQ』第14話「東京氷河期」が放送された日です。ある真夏の日に、羽田空港が氷漬けになってしまう異常現象が発生した。一方、由利子は、半年前に出稼ぎに出たまま帰らない父を探して秋田から上京した少年・治男(はるお)と知り合う。

治男少年は父を探すために、新聞に記事を書いてほしがっていた。由利子も父を探す少年の記事は美談になると考え、治男を毎日新報の編集部に連れていく。しかし、由利子は関デスクに極寒地への探検経験者に事件について取材しろと言われてしまい、気がつくと治男は姿を消していた。

一方、万城目と一平は、星川航空のセスナに乗り込み酒を飲んで寝ている男を発見。持ち物から、その男は季節労働者であることがわかる。ちょうどそのとき、由利子は南極に行ったことがある万城目の話を聞きに、星川航空までやってきた。

万城目は、この寒さは1年前に遭遇したペギラによるものかと疑っていた。現在、南極の気温上昇が問題になっており、北極に移動しようとしたペギラが東京を通過しようとしているのではないかと恐れたのだ。

由利子は関デスクにペギラのことを報告するが、寒波の原因は判明したからそのことはもういいと言われてしまう。そして、治男を見つけた由利子は治男の取材を再開することに。失踪した父親は元、零戦の名パイロットだったが、酒癖が悪いらしい。
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