あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月3日」(1966年)。
万城目が南極でペギラと遭遇した1年後。南極から北極へ移動しようとペギラが東京に襲来。東京を氷漬けにしてしまう。
真夏の東京が氷漬けに!
治男少年は父を探すために、新聞に記事を書いてほしがっていた。由利子も父を探す少年の記事は美談になると考え、治男を毎日新報の編集部に連れていく。しかし、由利子は関デスクに極寒地への探検経験者に事件について取材しろと言われてしまい、気がつくと治男は姿を消していた。
一方、万城目と一平は、星川航空のセスナに乗り込み酒を飲んで寝ている男を発見。持ち物から、その男は季節労働者であることがわかる。ちょうどそのとき、由利子は南極に行ったことがある万城目の話を聞きに、星川航空までやってきた。
万城目は、この寒さは1年前に遭遇したペギラによるものかと疑っていた。現在、南極の気温上昇が問題になっており、北極に移動しようとしたペギラが東京を通過しようとしているのではないかと恐れたのだ。
由利子は関デスクにペギラのことを報告するが、寒波の原因は判明したからそのことはもういいと言われてしまう。そして、治男を見つけた由利子は治男の取材を再開することに。失踪した父親は元、零戦の名パイロットだったが、酒癖が悪いらしい。