『ウルトラマンメビウス』『ギンガ』ボガール・ダークルギエル 転換期の新機軸

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第14回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品『ウルトラマンメビウス』(2006年)、ニュージェネレーションウルトラマンが新たなテレビシリーズでその姿を見せた『ウルトラマンギンガ』(2013年)から高次元捕食体ボガールとダークルギエルを紹介しましょう。

我、食べる。故に我、有り!!

高次元捕食体ボガール
『ウルトラマンメビウス』の物語の縦軸として活躍したボガール。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
高次元捕食体ボガールは『ウルトラマンメビウス』第6話「深海の二人」から第9話「復讐の鎧」ほかに登場する怪獣です。

人間の姿をとって第1話から登場するボガールは、怪獣の天敵ともいえる生命体で、知性は高いにもかかわらず、行動原理が徹底して食欲に限定されているという、シンプルにしてわかりやすく、その行動に対しても説得力がある設定になっています。

かつてウルトラマンヒカリが見守っていた惑星アーブを滅ぼしたこともある強力怪獣で、電撃によって強化変身したボガールモンス、知能の低いレッサーボガールなどのバリエーションをもっているというのも、魅力の一つです。

諸悪の根源! しかしその力はあまりにも強大!

すべての事件の元凶…「ダークルギエル」

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