SDガンダムの怒涛の展開! 広がる商品カテゴリー!
3月に劇場作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と併映するかたちで2本のSDガンダム短編アニメが製作されると(以降OVA<オリジナルビデオアニメーション>として続々と新作短編がリリース)、それを受けて『逆襲のシャア』に登場したモビルスーツを中心としたプラモデル「SDガンダムBB戦士」がシリーズ化されました。
また同年7月には、新商材「カードダス20」のラインナップ第1弾として「SDガンダム」が発売されると、こちらもまたたく間に子どもたちのコレクションアイテムとして定着していきます。
より低年齢層をターゲットとしたおもちゃである「SDガンダム ガンダムクロス」や「元祖SDガンダム」シリーズも、その遊びやすさからヒット商品となり、SDガンダムは幅広い年齢層に「ガンダム」をよりメジャーなものにしていったのです。
バリエーションの広がりでSDガンダムはさらにパワーアップ!
当時「テレビマガジン」の兄弟誌として刊行されていた漫画誌「コミックボンボン」では、戦国時代の鎧をまとった“武者頑駄無(ムシャガンダム)”をはじめ、RPG風の世界観を舞台とした「SDガンダム外伝」の主人公“騎士(ナイト)ガンダム”やシュワちゃんもびっくり、全身に銃火器を装備したマッチョな印象の「Gアームズ」の“コマンドガンダム”、さらにはどこか哀愁漂う“ニセガンダム”などなど、さまざまな個性を持ったSDガンダムを掲載し、読者にたくさんのSDガンダム情報を届けていました。
そして、1998年にはテレビゲームソフト「SDガンダム GGENERATION」が発売され、その豊かなシナリオ性から新たなSDガンダムファンを獲得することに成功します。
この頃には「SDガンダムBB戦士」のラインナップがNO.200を迎えるなど、SDガンダムは新世紀に向けて新たな展開をみせていくことになるのです。