『ウルトラマンコスモス』ガモラン・戀鬼 新世紀怪獣の可能性

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第12回】

テレビマガジン編集部

©円谷プロ PHOTO/講談社
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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は、怪獣を守るべき存在として扱った『ウルトラマンコスモス』(2001年)から、隕石大怪獣ガモラン・怨霊鬼 戀鬼を紹介しましょう。

敵? 味方? 隕石ガモダマと共にやってきた怪獣

隕石大怪獣ガモラン
額のバイオコントローラーからガモフラッシュ光線を発射するなど、ウルトラマンコスモスにも負けない戦闘力を持っています。  ©円谷プロ PHOTO/講談社
隕石大怪獣ガモランは『ウルトラマンコスモス』第7話「空からのプレゼント」に登場する怪獣です。

『ウルトラマンコスモス』では怪獣が複数回のエピソードに登場することがありますが、再登場時には初回登場時の伏線が回収されることが心がけられています。

ガモランは隕石小珍獣ミーニンがバイオコントローラーによって巨大なガモランになったことしか明かされていなかったのですが、第55話「最終テスト」では別個体のガモランⅡの登場とともに、超高度文明人が文明の危険性をテストするために送り込んだ存在であることが判明するのです。

戦国時代の怨霊が封印を解かれて出現!

怪獣というより、魑魅魍魎!? 「怨霊鬼 戀鬼」

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