『仮面ライダーギーツ』出演 佐藤瑠雅さんの素顔が知りたーい!

桜井景和を演じる佐藤瑠雅さんが語る仕事とプライベートとは?

テレビマガジン編集部

「転がり」の難しさ

これまでグループをやりながらダンスを続けていたので、身体は動くほうだと思ってます。アクションシーンを演出してくれるアクション監督の方からも、そこは信頼してもらっているみたいで、いろいろ意見を出してほしいと言ってもらいました。変身ポーズを自分で考えて、「こういうのどうですか?」って、提案したりしています。
仮面ライダータイクーンのIDコアを手に持つシーン  ©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 PHOTO/講談社
僕が演じている桜井景和というキャラクターは、とくにこれといった取り柄のない就職活動中の大学生なんですけど、突然、仮面ライダーになって「デザイアグランプリ」という生き残りゲームに参加することになるんです。

もともと強いモチベーションがあって仮面ライダーになったわけではなくて、元はただの20代の学生。なので、彼が急に謎だらけの存在と戦うことになってしまうという戸惑いや、戦わざるを得なくなったときの決意まで表現しないとならない。なので、変身ポーズも最初のうちのぎこちないものから、成長を遂げた彼自身の内面が感じ取れるようなものになっていくんです。
このあたりはアクション監督の方やスーツアクター(変身後のアクションを演じる役者さん)の方とずいぶん話し合いました。

桜井景和もだんだんたくましくなっていくとは思うんですけど、最初のほうはやっぱり弱々しいキャラクターなので、相手にやられるシーンが多いんですよね。僕は小さいころから空手をやっていたので、戦うための演技はできるんですけど、戦闘能力のないキャラクターの身体の動きがよくわからなかったですし、やられる演技というのも難しかった。なかでも、相手にやられて転がるのが一番難しかったですね。

実際に演技に入る前は、ただ転がればいいのかなと思っていたんですけど、相手の攻撃の力を受けての「転がり」だったり、時には、やられたふりをして「転がり」をすることもあるんです。一つ一つの「転がり」に、どんな気持ちを込めて表現するのか。本当に奥が深い。「転がり」って侮れないなと思いました。
初めてジャマトに襲われるシーン。好物のたぬきそばを食べる直前だった  ©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 PHOTO/講談社
あと、演技で難しいのは、後からCGを加えるシーンですね。監督から「目の前に大きな何かが落ちてきたと思って驚いてね」みたいに言われて、「はい、驚きます」という感じで芝居が始まったりするんです。「ちょっと驚きが小さくない?」って指摘されて、「そうか〜、もっと大きいものが落ちてきたと思って演技しないとな」って修正していく。撮影は何から何まで新鮮で楽しく仕方がないです。
この続きは好評発売中のBE・LOVE2022年11月号で! 桜井景和・仮面ライダータイクーンに対しての想いや、プライベートについても語っています。ぜひ読んでみてください!
【佐藤瑠雅(さとう・りゅうが)】
2001年生まれ。千葉県出身。『仮面ライダーギーツ』(2022年)の仮面ライダータイクーン/桜井景和役は連続テレビドラマデビュー作となる。

●関連記事

24 件

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。