6月8日 ウルトラマンコスモス 突然死・怪獣アルケラが神秘のスノースターに変態

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月8日(2002年)

テレビマガジン編集部

「良い怪獣」と「悪い怪獣」

「良い怪獣ばかりなら苦労しない」ともらすフブキに、ムサシはどの怪獣も精一杯生きているだけで、暴れたくて暴れている訳ではないと自分の考えを伝える。人間と出会ってしまったために「良い怪獣」、「悪い怪獣」と区別されてしまうのだと。

その後、アルケラの生体反応は完全に消えた。しかし、なぜかすぐに再び活性化をはじめる。アルケラは細胞の計画的な自己破壊・アポトーシスによって別の姿に生まれ変わろうとしていたのだ。様子を見ていた防衛軍は出撃しようとするが、ヒウラキャップは心を鬼にして自らアルケラを倒すと申し出る。

しかし、EYESがアルケラを攻撃すると、アルケラは動き出し反撃してきた。ムサシはウルトラマンコスモスに変身し、アルケラを庇うことでEYESの攻撃をやめさせる。だが、アルケラはコスモスに攻撃をはじめた。なんとか進撃を止めようとするコスモス。すると、アルケラから体の力が抜け、コスモスにもたれかかってきた。アルケラの体が発光し、ついに変態がはじまった。

そして、アルケラの体から無数のスノースターが飛び立っていく。スノースターは、アルケラが分裂変態した姿だったのだ。防衛軍は、いずれアルケラになるかもしれないスノースターを攻撃するよう命令するが、ヒウラキャップは防衛軍でも保護対象になっているスノースターを、今は攻撃する理由はないと反論する。

そしてEYESとコスモスは、宇宙に旅立つスノースターを見送ったのだった。
宇宙に漂う無数のスノースター  ©円谷プロ

甲殻怪獣 アルケラ

体内の余分なエネルギーを爆光弾として排出する  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
甲殻怪獣 アルケラ

身長/47メートル  
体重/5万7000トン

森林地帯に出現した怪獣。街に向かって進み、爆光弾を吐いて暴れたように見えた。しかし、それはスノースターに変態するために必要な行動で、アルケラにとっては余分なエネルギーを排出していただけだった。宇宙の廃棄物を食べる、人類にとって有益なスノースターとなって宇宙に飛び立っていく。

登場エピソード:『ウルトラマンコスモス』第49話「宇宙の雪」(2002年6月8日放送)
脚本:大西信介/特技監督:鈴木健二/監督:市野龍一

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6月8日はアルケラがスノースターに変態した日

6月8日は街に向かって進撃するアルケラが出現し戦いになるも、人間に有益なスノースターに変態したエピソードの日。人間社会では、怪獣の良い・悪いは人間の勝手な都合で決められてしまう。ムサシたちはこれ以上、怪獣たちとの「不幸な出会い」がないように祈るのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

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