6月8日 ウルトラマンコスモス 突然死・怪獣アルケラが神秘のスノースターに変態

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月8日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月8日」(2002年)。願いを叶えるとも言われている神秘の生命体「スノースター」が観測される。
倒れようとするアルケラを支えるウルトラマンコスモス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

フブキ隊員の言う「良い怪獣」「悪い怪獣」という表現に疑問を持つムサシ。そんな中、地球に出現したアルケラは街に向かって進撃するが、アルケラは人類に有益なスノースターに変態した。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

命が尽きようとするアルケラを見守るムサシたち

2002年6月8日は『ウルトラマンコスモス』第49話「宇宙の雪」が放送された日です。宇宙での調査任務を終え、地球に帰還するムサシたちは「スノースター」と遭遇する。スノースターは宇宙に捨てられた放射性廃棄物を食べる有益な生物だが、その生態は謎に包まれており、「神秘の生命体」や「宇宙に降る雪」と言われていた。

スノースターを見ると、願いが叶うという言い伝えもある。フブキ隊員は「悪い怪獣のでない平和な世の中」になるよう願っており、他のメンバーはフブキがそんな願いをしていたことに驚くが、ムサシはフブキが言った「悪い怪獣」という言葉に疑問を抱いていた。

すると、森林地帯に怪獣が出現したとの連絡が入る。その怪獣・アルケラは、市街地に向かって進んでいた。チームEYESは出撃してアルケラを捕獲しようとする。すると、アルケラは2発だけ爆光弾を吐いたものの市街地に入る前に歩みを止め、その場に倒れた。麻酔弾が効いたのだと考えるムサシ。

しかし、アルケラは生体反応が弱まり、細胞も死にかかっていることがわかる。もともと、アルケラの命は尽きようとしていたのだ。ヒウラキャップは、捕獲も攻撃もせず、警戒態勢を続けたままアルケラの最期を看取ることを決めた。
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