6月7日 少年とギロ星獣の友情にウルトラマンレオが怪獣を助ける

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月7日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月7日」(1974年)。
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ギロ星獣と戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人! 得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でもファンの間で語り草になっている。

ゲンを慕う少年・梅田トオルは、遊園地の怪獣ショーに紛れて暮らすギロ星獣と仲良くなる。だが、ゲンやMACは星獣を危険と判断して攻撃。ウルトラマンレオはギロ星獣の泡攻撃を克服するために特訓をはじめるのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ギロ星獣と仲良くなるトオル少年

1974年6月7日は『ウルトラマンレオ』第9話「宇宙にかける友情の橋」が放送された日です。ゲンはトオルたちと遊園地にやってきた。そこでは怪獣ショーが行われており、園内にはさまざまな怪獣の着ぐるみがいた。

すると、トオルは自分が食べているアイスクリームを食べたいとジェスチャーする怪獣を見つけ、アイスをあげた。怪獣はギロと名乗って仲良くするが、ゲンはギロが着ぐるみではなく、本物の怪獣「ギロ星獣」であることに気づく。

しかし、ゲンから「危ないぞ、はなれろ」と言われたトオルは、ギロを連れて逃げ出してしまった。ゲンは、近くに停まっていた小型トラックに乗り、ふたりを追いかける。

追い詰められたギロ星獣は、触角から泡を発射してトラックを停止させると、巨大化。トオルを連れていこうとする。ゲンはウルトラマンレオに変身して戦うが、ギロ星獣は姿を消してしまった。作戦もなく変身して戦うことを禁じていたダンから𠮟責を受けるゲン。怪獣の手でトオルが宇宙に連れ出されたらどうするのか、と問い詰められて反論することはできなかった。

その夜、パトロールをしていたゲンは再び遊園地にギロ星獣が出現したという報告を聞き、現場に向かった。そこでは、メリーゴーラウンドに乗ってトオルとギロ星獣が遊んでいた。ゲンがトオルたちを引きつけている間に、MAC隊員たちは散開。隙を見てギロ星獣に集中砲火を浴びせる。
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