あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月7日」(1974年)。
ゲンを慕う少年・梅田トオルは、遊園地の怪獣ショーに紛れて暮らすギロ星獣と仲良くなる。だが、ゲンやMACは星獣を危険と判断して攻撃。ウルトラマンレオはギロ星獣の泡攻撃を克服するために特訓をはじめるのだが……。
ギロ星獣と仲良くなるトオル少年
すると、トオルは自分が食べているアイスクリームを食べたいとジェスチャーする怪獣を見つけ、アイスをあげた。怪獣はギロと名乗って仲良くするが、ゲンはギロが着ぐるみではなく、本物の怪獣「ギロ星獣」であることに気づく。
しかし、ゲンから「危ないぞ、はなれろ」と言われたトオルは、ギロを連れて逃げ出してしまった。ゲンは、近くに停まっていた小型トラックに乗り、ふたりを追いかける。
追い詰められたギロ星獣は、触角から泡を発射してトラックを停止させると、巨大化。トオルを連れていこうとする。ゲンはウルトラマンレオに変身して戦うが、ギロ星獣は姿を消してしまった。作戦もなく変身して戦うことを禁じていたダンから𠮟責を受けるゲン。怪獣の手でトオルが宇宙に連れ出されたらどうするのか、と問い詰められて反論することはできなかった。
その夜、パトロールをしていたゲンは再び遊園地にギロ星獣が出現したという報告を聞き、現場に向かった。そこでは、メリーゴーラウンドに乗ってトオルとギロ星獣が遊んでいた。ゲンがトオルたちを引きつけている間に、MAC隊員たちは散開。隙を見てギロ星獣に集中砲火を浴びせる。