あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月8日」(2004年)。
ウルトラマン80が地球を去ってから25年。地球は怪獣が出現することはなく、平和な日々が続いていた。しかし、そんな地球に、新たな脅威が迫ろうとしている。M78星雲・光の国は新たなウルトラヒーローの派遣を決定。ウルトラの父にメビウスブレスを授けられた、若きウルトラヒーロー・ウルトラマンメビウスは、かつてウルトラ兄弟たちが守りぬいてきた地球に向かって旅立ったのだった。
地球にディノゾールが襲来
そのころ、あらゆる状況に対応する防衛隊GUYSの総本部は25年2ヵ月ぶりに怪獣の出現を確認。各国のGUYS実働部隊・CREW GUYSに待機命令が出される。一方、ミライは高台で、ウルトラマンジャック=郷 秀樹が地球の少年に残した「ウルトラ5つの誓い」を復唱する青年と出会う。その青年は、CREW GUYS JAPANのアイハラ リュウ隊員だった。リュウはセリザワ カズヤ隊長から怪獣出現の知らせを受け、戦いに向かっていった。
地球に迫る怪獣・ディノゾールを宇宙で迎撃しようとするリュウたちCREW GUYS。しかし、仲間の戦闘機は次々と撃墜されてしまう。一方、街では避難指示が出され、人々は指定された区域から避難していた。その群衆の中で、サッカー選手のイカルガ ジョージ、大学生のクゼ テッペイ、ロードレーサーのカザマ マリナは、保育園でアルバイトをするアマガイ コノミが保育園に戻ろうとし、警官に止められているところを目撃する。彼らはコノミと面識があるわけではなかった。しかし、会話の内容から、子どもが保育園に取り残されていると考え、ジョージが警官を驚かせた隙にコノミとともに保育園に向かう。