3月23日 家族愛を知るオヤジ星人がウルトラマンコスモスを助けて侵略阻止!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月23日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月23日」(2002年)。
ヘルズキングと戦うウルトラマンコスモス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

地球を侵略しにやってきたベリル星人。しかし、地球人にとりついて工作活動をするうちに、とりついた男性の家族を愛してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

思春期の娘に煙たがられる“オヤジ星人”

2002年3月23日は、『ウルトラマンコスモス』第38話「オヤジ星人」が放送された日です。ある日、宇宙から怪物体が飛来。国際的科学調査サークルSRCの研究施設に落下する。時を同じくして街では微弱な怪電波が検出され、チームEYESはこのふたつの事件の関連性を調べていた。

調査中にムサシは、香織という女子学生に「宇宙人に追われている」と助けを求められる。しかし、香織が逃げているのは父親で、口うるさい父・草野忠雄のことを「オヤジ星人」と言って煙たがっているだけだった。

任務中のムサシが取り合わないと、香織が騒ぎ出して、近くにいた警官が駆けつけてきた。香織の父もやってくると、「ばーか」と言い残して香織は立ち去り、ムサシは草野からお詫びとしてたこ焼きを奢られる。草野はやたらテンションが高く、喜多浦食品で納豆ラーメン「ねばるっしょ」の営業をしているらしい。

一方、怪物体は突如行動を開始。研究施設のエネルギーを奪って消えた。しかし、なぜ怪物体がエネルギーの貯蔵プラントが研究施設にあることを知っていたのかが謎だ。ムサシは、以前から防衛軍の特務部隊が怪しい人物として草野をマークしていたと聞き、尾行する。

尾行した草野は仕事も失敗ばかりで、どうしても怪しいとは思えない。すると、怪物体が再び出現し、変電所から電気を奪う。ムサシは怪物体を誘導している電波の発信源に向かうが、何者かから攻撃を受け、気を失ってしまう。
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