3月22日 ウルトラマンティガ GUTSシンジョウ隊員に宇宙人が乗り移る!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月22日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月22日」(1997年)。
ナターン星人と戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTSの隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

宇宙で謎の光と遭遇したシンジョウ隊員は、宇宙人に乗り移られていた。その宇宙人は、15年前に地球に残した妹のマヤを迎えに来たが、彼らの星を滅ぼしたナターン星人が、生き残りを抹殺しようと忍び寄る。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

宇宙人に憑依されたシンジョウ隊員

1997年3月22日は、『ウルトラマンティガ』第29話「青い夜の記憶」が放送された日です。実験中の推進システム、ニュー・マキシマの始動テストの任務で宇宙に上がったシンジョウ。その夜、ダイゴはシンジョウの妹でTPC医務局の看護師、マユミとともに最近人気で社会現象にもなっているアイドル歌手クルス・マヤのライブへ行く。

翌日、シンジョウは宇宙での任務を再開するが、突然強い光に包まれ、意識を失ってしまう。シンジョウが搭乗していたテスト機は地球に墜落していたが、奇跡的に無事だった。しかし、目を覚ましたシンジョウはいつもの熱血漢から落ち着いた性格に変わってしまう。そしてマヤの存在を知ると、所属事務所に「自分はマヤの兄だ」と電話をかけていた。

そして、マヤのロケ先でシンジョウはマヤにテレパシーを送り、話をする。実は、マヤは宇宙人で、15年前に母親や兄といっしょにコロニーへ移住する途中にアクシデントで地球に不時着。そのとき、偶然、自動車事故が起きて亡くなった少女の体にマヤは乗り移った。そして、自力で母星に帰れる母親と兄は、マヤを残して地球を去ったのだが、その兄が再び地球にやってきてシンジョウに憑依していたのだった。
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