あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月22日」(1997年)。
宇宙で謎の光と遭遇したシンジョウ隊員は、宇宙人に乗り移られていた。その宇宙人は、15年前に地球に残した妹のマヤを迎えに来たが、彼らの星を滅ぼしたナターン星人が、生き残りを抹殺しようと忍び寄る。
宇宙人に憑依されたシンジョウ隊員
翌日、シンジョウは宇宙での任務を再開するが、突然強い光に包まれ、意識を失ってしまう。シンジョウが搭乗していたテスト機は地球に墜落していたが、奇跡的に無事だった。しかし、目を覚ましたシンジョウはいつもの熱血漢から落ち着いた性格に変わってしまう。そしてマヤの存在を知ると、所属事務所に「自分はマヤの兄だ」と電話をかけていた。
そして、マヤのロケ先でシンジョウはマヤにテレパシーを送り、話をする。実は、マヤは宇宙人で、15年前に母親や兄といっしょにコロニーへ移住する途中にアクシデントで地球に不時着。そのとき、偶然、自動車事故が起きて亡くなった少女の体にマヤは乗り移った。そして、自力で母星に帰れる母親と兄は、マヤを残して地球を去ったのだが、その兄が再び地球にやってきてシンジョウに憑依していたのだった。