6月16日 ウルトラマンA 女性に化けた超獣ユニタングが北斗を操る!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月16日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月16日」(1972年)。
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ユニタングと戦うウルトラマンA  ©円谷プロ
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

TACのレーダー基地が超獣・ユニタングに襲撃された。北斗はレーダー基地の周辺にいた、10人の女子大生を不審に思い、行動を共にするが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ユニタングがレーダー基地を襲撃

1972年6月16日は『ウルトラマンA』第11話「超獣は10人の女?」が放送された日です。TACの第三レーダー基地を突如現れた超獣・ユニタングが襲った。TACはユニタングを攻撃するも、逆に反撃を受け苦戦。しかし、ユニタングはすぐに姿を消してしまった。

攻撃を受け、操縦不能となったタックスペースから脱出した山中隊員と吉村隊員は、自転車に乗る女性の集団と遭遇。女子大のサイクリング部だという彼女たちに、山中たちは避難するよう促した。その後、北斗と夕子は破壊されたレーダーの修理のため、TAC本部にもひとつしかない「ダイオードSPD」を届ける任務を命じられる。

北斗たちはTAC専用車両のタックパンサーで、地下トンネルであるシークレット・ロードNo.3を走っていた。すると、通行止めの看板を発見。仕方なく一般道を走ることになる。しかし、トンネルを抜けると突然、自転車に乗った女が飛び出してきた。

その女は、山中たちが遭遇したサイクリング部の女子大生だった。女を轢いてしまった北斗は夕子に任務の継続を頼もうとするが、車に戻るとダイオードSPDは何者かに破壊されている。いったん基地に帰還した北斗たちだったが、なんとシークレット・ロードNo.3の工事は行われていなかった。何者かが第三レーダー基地の修理を妨害しようとしているのだ。竜隊長は、敵は妨害だけでなく、第二レーダー基地への攻撃を企んでいると考え、敵からの攻撃を警戒するよう隊員たちに指示を出す。
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