あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月16日」(1972年)。
TACのレーダー基地が超獣・ユニタングに襲撃された。北斗はレーダー基地の周辺にいた、10人の女子大生を不審に思い、行動を共にするが……。
ユニタングがレーダー基地を襲撃
攻撃を受け、操縦不能となったタックスペースから脱出した山中隊員と吉村隊員は、自転車に乗る女性の集団と遭遇。女子大のサイクリング部だという彼女たちに、山中たちは避難するよう促した。その後、北斗と夕子は破壊されたレーダーの修理のため、TAC本部にもひとつしかない「ダイオードSPD」を届ける任務を命じられる。
北斗たちはTAC専用車両のタックパンサーで、地下トンネルであるシークレット・ロードNo.3を走っていた。すると、通行止めの看板を発見。仕方なく一般道を走ることになる。しかし、トンネルを抜けると突然、自転車に乗った女が飛び出してきた。
その女は、山中たちが遭遇したサイクリング部の女子大生だった。女を轢いてしまった北斗は夕子に任務の継続を頼もうとするが、車に戻るとダイオードSPDは何者かに破壊されている。いったん基地に帰還した北斗たちだったが、なんとシークレット・ロードNo.3の工事は行われていなかった。何者かが第三レーダー基地の修理を妨害しようとしているのだ。竜隊長は、敵は妨害だけでなく、第二レーダー基地への攻撃を企んでいると考え、敵からの攻撃を警戒するよう隊員たちに指示を出す。