あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月25日」(2002年)。
地球にふたつの生命体が出現。それは、共生関係にあるギリとバネスだった。2体は合体してギリバネスとなり、コスモスと交戦するも姿を消す。その後、フブキ隊員は行方不明になっている同僚のミサキ・アイと再会するが……。
吸血生物バネスがアイの姿を利用してフブキに迫る
ある日、宇宙からふたつの生命体が飛来。現場に向かったムサシはウルトラマンコスモスに変身し、そこで暴れていた宇宙人と交戦する。後ろから宇宙人の巨大な羽を摑んだコスモスだったが、その羽が分離して宇宙人は離脱。
さらに、羽が単独で飛行して光線を放ち、コスモスを攻撃してきた。コスモスが攻撃をかわしていると、宇宙人と羽は姿を消す。一方、フブキは行方不明になっていたアイと再会していた。アイは「約束の場所で待ってる」と言い、姿を消すのだった。
調査の結果、宇宙人と羽はそれぞれ別の生命体で、ドイガキ隊員によって宇宙人が「ギリ」、羽が「バネス」、合体した状態は「ギリバネス」と名づけられた。2体は共生関係で、バネスはギリの血を吸うことで生きており、ギリはバネスによって飛行能力を得ているらしい。その後、フブキが帰還するが、フブキの首には赤い痕があった。
さらに、警備員が何者かに襲われ運び込まれたという連絡が入る。その警備員の男性は命に別状はないものの、血を大量に吸われていた。そして、首元にはフブキと同じ痕があったのだ。
基地に戻ったムサシは、フブキが基地のシステムデータを持ち出そうとしているところに遭遇。フブキは偽物のアイに惑わされていたが、ミズキ・シノブ副隊長に説得され、目を覚ます。