あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月6日」(1966年)。
亀を育て、竜宮城に連れていってもらうことが夢の浦島太郎少年。しかし、亀が銀行強盗に盗まれてしまう。アジトに連れてこられた太郎だったが、突如飼っていた亀がガメロンとなり、太郎をほんとうに竜宮城に連れていった。
大事な亀がギャングに盗まれる
そんななか、放課後、太郎が屋上にいると銃声が響き、近くの銀行からふたりの男が出てくる。彼らは銀行強盗だった。太郎は先生に報告するが、先生は話を信じてくれない。太郎は亀を返してもらうと、職員室を出ていくのだった。その後、太郎は校舎内で亀と遊んでいたが、亀がいなくなってしまう。すると、カーテンの奥に、亀につけていた紐を発見。太郎はその紐を引っ張ろうとする。しかし、カーテンの向こうには、先ほど銀行から出てきた強盗たちがいた。亀は、校舎内に隠れていた強盗の足に嚙みついていたのだ。
強盗は、亀を足につけたまま逃走。道端に停車していたトラックに忍び込む。しかし、太郎は強盗たちに「亀を返して」と騒いだため、荷台に入れられてしまう。すると、運転手が戻ってきてトラックを走らせた。一方、万城目、由利子、一平の3人は事件を聞きつけ、現場にやってきた。