あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月24日」(2005年)。
DASHのオペレーターを務める女性アンドロイドのエリー。当初は感情を持っておらず、抑揚のない喋り方をしていましたが、DASHの仲間たちとの交流によって、感情のようなものを現しはじめます。今回はクリスマスイブの夜、そんなエリーと聖なる怪獣が出会うお話です。
ユニジンを捕まえようとする老人
古理と名乗る老人に修理をしてもらったエリーは、飛行するのを見かけた怪獣ユニジンをつかまえる手伝いをさせられてしまう。ユニジンは未来から過去への時間の楕円軌道を12年周期でかけめぐっており、12月24日の夜に数秒だけ姿を現すらしい。古理博士は、ユニジンをクリスタルに閉じ込めて捕獲しようとしていた。捕獲に必要なトネリコの木の枝や杖と、廃棄されたバッテリーなどを集めたふたり。エリーは、古理博士にユニジンとの出会いの経緯を聞く。