12月10日 ウルトラセブン 宇宙竜 ナース出現! 宇宙人がカメラを使って奪うものとは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」12月10日(1967年)

テレビマガジン編集部

ワイルド星人の狙いは地球人の生命力!

倒れていた男性は、仕事がきつくて近くの牧場から逃げたと思われていたユキムラという男性だった。ユキムラをさらった宇宙人が、彼の服を着てなりすましていたのだ。キリヤマ隊長が残された光線銃の調査を指示すると、それが命を吸い取る「生命カメラ」であることがわかる。カメラから発射された光線で、対象者の生命を中のフィルムに転写する仕組みだ。

そのカメラで写真を撮られると、肉体から生命が失われてしまうが、その命はフィルムの中で生きていた。一方、洞窟の中を捜索していたソガは、先程の宇宙人を発見して銃を向けるが、宇宙人は地球侵略の意思はないことを語る。
洞窟に潜んでいたワイルド星人。頭の角状の部位から人を麻痺させる光線を放つ  ©円谷プロ
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彼らワイルド星人は、多くの住人が老衰し、滅びの道を辿っていた。そのために若い命を集めて、住人の活性化をもくろんでいたのだ。「わかってくれ」と低姿勢でソガを説得しようとするワイルド星人だったが、ダンをはじめ地球の若者の命を勝手に奪ったワイルド星人を許せるわけがない。

フィルムを返すよう頼み込むワイルド星人とそれを拒むソガがやり取りする最中、突如ワイルド星人は頭部にある角状の部位から光線を放つ。

その後突然、現地のソガから極東基地に、岩見山にフィルムを持ってくるように連絡が来る。理由も言わないソガを不審に思いながらも、フィルムを持って向かうキリヤマ隊長とフルハシ隊員。しかし、洞窟の中にはワイルド星人と、固まって動かないソガがいた。

ワイルド星人がソガを人質にフィルムを返すように迫ると、キリヤマ隊長は中身の入っていないフィルムケースを渡してソガを救出する。謀られたワイルド星人の怒りの声に応えるように、地中から怪獣・ナースが現れる。

ウルトラホーク1号でウルトラ警備隊がナースと戦う一方で、アマギは残された体を再度生命カメラで撮ることで、生命と体をひとつに戻すことに成功する。無事に生還したダンはウルトラセブンに変身。ナースに体を巻きつけられて苦戦するも、超パワーで体を引きちぎって勝利を収めたのだった。
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